フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
久しぶりのトキヤさんで飲兵衛女子の忘年会。やっぱり美しい華やかなお皿にナチュールワインでゆったりできるのが女子会ぽくっていいんですね。
お料理はお任せコース4000円で予約。ワインはお料理に合わせてボトルで出してもらいました。まずは微発泡の白で乾杯!
このラベル、みたことあるのですが名前は失念。ラシーヌさんのワインです。爽やかな飲み心地で最初のワインにはぴったり。
「鶏レバーと杏のクリームブリュレ」
トキヤさんの定番アミューズ。カリカリのカラメルの下には、濃厚な鶏レバー。ナチュールワインにとても合うのです。
「しいたけのモンブラン」
マロンクリームの下にはなんと丸ごと大きな椎茸が!ほのかな甘さに椎茸の旨味がなんとも言えない組み合わせ。合いますね。
ワインは2本目に。オレンジワインを選んでもらいました。
「Tomisa Pignoletto」
エミリアロマーニャのオレンジワイン。ぶどうはピニョレット。ドライハーブやバナナ、リンゴ、桃、ライチなど香りにしっかりとしたタンニンとコクで飲み応えもあります。
「鯖と苺とパセリのテリーヌ」
こちらも定番なテリーヌ。脂ののった鯖に綺麗ないちご。見た目も美しいのですが、味も絶妙な組み合わせで美味しいのです。
「スズキ、深谷ねぎ、エビとビーツのヴルーテ」
お魚は皮目をしっかり焼いた白身のスズキ、ソースはビーツにエビの組み合わせ。そこに甘さを引き出した深谷ねぎと味わいは和テイストなニュアンスも感じます。
「Garo’ Vin Lulu Berlue」
フランスロワールの赤。カベルネ・ソーヴィニヨンとは思えない、日本のワインのような軽やかさ。フレッシュベリーな香りがチャーミング。
「蝦夷鹿、春菊、牡蠣、ざくろ、紫芋」
メインのお肉はレアな火入の蝦夷鹿、そこに牡蠣を組み合わせて、春菊のソース。意外とさっぱりとそしてそれぞれの旨味を味わえる一皿。
「コーヒーゼリー、黒ビーツのアイス、ごぼうのフリットのパルフェ」
こちらはデザートなんですが、コーヒー感がしっかりとしており、甘さより苦さと香ばしさ、そしてごぼうの旨味で大人の味わい。
デザートとともに少し面白いワインがあるよということで、こちらを。
「Craven Pinot Gris」
南アフリカのオレンジワイン、ですが見た目はほぼ赤ワインのよう。オーストラリア出身のミック・クラヴァンが、カルフォルニアでワイン造りを学び、南アフリカで夫婦でワイン造りをしている、注目のドメーヌ。白桃、サクランボにバラの豊かなアロマに膨らみのある果実味、細かなタンニンが色々な料理に合いそうです。
夜の店内はゆったりしていて居心地よく、友人たちとの食事を落ち着いて楽しめました。
ちなみにランチは今まで定食的なお手ごろなものでしたが、昼もコースとなりました。 コースもお手ごろなので、ワインと合わせてマリアージュして楽しんでいただきたいです。グラスワインもかなり選べますので、ナチュールワイン好きの方も是非!
トキヤさんの過去記事はこちら。
【再訪】美しいすぎる一皿とビオワインのマリアージュ。ワインを飲む方に行ってほしいお店。@tokiya(トキヤ)学芸大学
美しすぎるランチでリフレッシュ。教えたくないとっておきのビストロ。@トキヤ(tokiya)/学芸大学
【再訪】アーティスティックなお料理とビオワイン。目でも味でも楽しめるワイン飲みのための隠れ家ビストロ。@トキヤ(tokiya)