フードメディアディレクターの福田美佐子です。
時々幹事をしていて困るのが、大人数OKで美味しいお店が少ないのでお店選びにすごく苦労するんですよね。そんな中で色々調べて気になっていたのが、カルフォルニア料理をベースに「farm to table」のコンセプトでオーガニック野菜や自然飼育の肉など食材にこだわっている「ビストロ バーンヤード」。立地もキラリトギンザ内ということで銀座や銀座一丁目から近く、そして大人数もOK。ということで、今回12人で予約をお願いしてみました。
お店はキラリトギンザ7F、店内はウッディ調ですごくリラックスできる雰囲気。すでに他のテーブルでは女性の団体客さまが楽しそうに盛り上がっていました。女性の集まりにはすごくよさそう!
この日のお料理はパーティコースでお任せということで、お品書きは以下の通り。パーティなのにしっかりしたメニューで一皿一皿だしてくださるとのこと。とっても楽しみです。
・アミューズ
・ファーム直送の有機野菜
・宮崎県産 かぼちゃスープ
・サワラのポワレ 自家製三杯酢仕立てのソース
・サーロインのロースト
・デザート(カンノーロとイチジク)
・自家製パン
まず最初にでてきた「アミューズ」は生ハムと梨。この生ハム、とても穏やかで美味しい。
飲み物はワインのマリアージュをお願いしておきました。最初に出していただいたのが、フランスローヌのドメーヌ・レ・ブルイエールの白「Viognier Les Monestiers 2014」。ヴィオニエ100%のビオディナミワイン。フローラルな香りに華やかな果実味、きれいな酸がキリリとしていて、非常にバランスがいい。とても好みな味わい。
そして「ファーム直送の有機野菜」はキャロットラベとグリーンなサラダたち。とてもクリアな野菜の美味しさを味わうことができます。白ワインとも相性ばっちり。
つづいて「宮崎県産 かぼちゃスープ」。かぼちゃのスープに酸味の利いたジャガイモ?と緑の野菜のムース(素材を聞き忘れました)。この酸味が濃厚さにメリハリをつけてくれて、味のバランスがすごくいい!コクがあるのに身体にすっと無理なくなじんでいきます。
ワインはイタリア・アブルッツォ州の白「ALTARE TREBBIANO D’ABRUZZO 2011(アルターレ トレッビアーノ ダブルッツォ マラミエーロ)」。ぶどうはトレッビアーノ100%。ハチミツトーストやオレンジ、スパイスのアロマとクリーミーでふくよかな果実味の凝縮感がたまりません。酸のバランスもよく、かなり秀逸なワイン!まさかの宴会でこのレベルのワインをいただけるとは、かなり感激です。
お魚料理は「サワラのポワレ 自家製三杯酢仕立てのソース」。こちらのシェフ、酸味がお好きなのかしら。でもこの酸味のソースがかなりいいアクセントとなって、お魚を引き立ててくれます。
お肉料理は「サーロインのロースト」。ガーリックバターを溶かしながら、コク深くいただきます。付け合わせはサツマイモ。まさかのしっかりしたお肉料理で、しっかりとコースを引き締めてくれます。
そんなお肉に合わせていただいたのが、イタリア・トスカーナ州の「ROSSOLINO 2013」。ぶどうはカベルネ・ソーヴィニヨン60% メルロー20% カベルネ・フラン15% コロリーノ5%。華やかな果実味に細かいタンニンやフレッシュな酸が心地よく広がる感じ。若木のぶどうらしいのですが、フレッシュながらも品があって素敵なワイン。
そしてデザートは揚げたカンノーロとイチジク。デザートまでしっかり手のこんだオリジナルなものがでてきて、かなり嬉しい!
店内にはパンや食品なども展示販売されておりました。ちなみにパンはこちらのお店で焼いているのだそう。なるほど、いただいたパンも何種類もあって美味しかったです。
この日のメンバーは食べ慣れた方ばかりだったのですが、かなり好評で一安心。パーティメニューなのに一人一人お皿に盛りつけてもらったり、ワインをちゃんと選んでもらったりと、全体的に丁寧な対応はとても好印象でした。
こだわりの食材にこだわりの自然派ワインで、大人数だけど美味しい物が食べたい!というちょっと食にうるさい女子会などにおすすめですね!
bistro BARNYARD (カリフォルニア料理 / 銀座一丁目駅、京橋駅、宝町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8