中近東ワイン会で意気投合した方々とのスピンオフ飲み会。なんとなくきまったひつじで有名なひつじやさんへ集まることに。代々木にあるお店のほうが有名ですが、四谷三丁目にも2店舗目があるとのことで、こちらのお店で開催することにしました。
四谷三丁目から歩いてすぐのはずが、地図位置がちょっとずれていて住宅街をぐるぐる。やっとのことでたどりつくとすでに本日のメンバーは集まっていており、最初のワインをいただいている最中。急いでテーブルに座ってグルジアの辛口の白ワイン、キンズマラウリ社の「ツィナンダリ」をいただきます。スッキリした飲み口でとてもフルーティ。最初の一杯にはぴったり。このワイン、好きだなあ。
お料理もすでに注文済みということで、出てきたものをいただきます。サラダの後には早速「ひつじのたたき」。赤いお肉はとてもさっぱりと淡泊で食べやすくいくらでも食べれそう。肉というより、臭みのないカツオのような感じでこれは美味しい。
「チュニジアの餃子」半熟卵とチーズ、ひき肉の入ったアフリカでいうブリックと呼ばれる餃子らしい。餃子というよりピロシキなどに近いかな。餃子をシェアするときに、パリっとした皮に卵とチーズがひき肉にまざっていい感じになります。とても食べやすくって、お酒のあてにもぴったり。
「クスクスのトマトソース」熱々のクスクスにお野菜がたっぷり煮込まれたトマトスープをかけていただきます。小さなつぶつぶにスープの旨味がたっぷりと絡み合うので、もうこれは止まらない旨さ。どんどん食べてしまいます。
「黒鯛のアクアパッツア」丸ごと一匹のお魚を豪快に煮込んでいます。お野菜はトマトやセロリがたっぷりとはいっており、中近東のワインを使っているのでしょうか、なぜかエキゾチックな味に。それぞれの旨味が十分に融合した味は文句無し。
白ワインを数本空けたあと、赤ワインもどんどん注文。この日一番気に入った赤ワインたちがこちら。左がレバノンのシャトー・クサラの「プリウレ・クサラ」、右はブラジルのミオーロ・ワイナリーの「ミオーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴァ」。どちらも好みの辛口赤。プリウレ・クサラはカベルネ・ソーヴィニヨンにサンソー、ムールヴェードルなどの品種を組み合わせており、エキゾチックで上品な飲みやすさがいい。ミオーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴァはオークの香りを感じられる奥行きの深い赤。
赤ワインも空いたので、お肉料理もどんどん注文。「ひつじのソーセージ」はぐるぐると長いタイプで、こちらでつくられているのかな。辛いソースをちょっとつけていただきます。
この日一番の注目を浴びた「脳みそ生唐辛子いため」。こちらにきたらひつじの脳みそをいただこうということで満を持して注文。白子のようなものがでてくるかとおもいきや、細かく刻まれた脳みそを唐辛子で炒めているようで見た目は大丈夫。おそるおそる一口いただくと、ピリっとした唐辛子と濃厚で臭みのない脳みそがマッチしていてかなり旨い!これはクセになりそう。あんなにビクビクしていたのですが、最後にはお代わりが欲しくなってしまいました。
「ひつじのステーキ」はスライスされて出てきたので、シェアしやすくとっても食べやすい。たたきも美味でしたが、焼いてもとてもさっぱりしています。
もう一品、脳みそメニューから「ひつじの脳みそガーリックバター焼き」。先ほどの唐辛子炒めはあまり火を通しておらずレアだったのですが、こちらはしっかりと焼かれているので食感はちょっともっさり。う〜ん、脳みそはレアのほうが美味しいような気がする。
この後もワインを飲みつつ、デザートまでたっぷりといただきました。そろそろお開きということでお会計。飲んだワインたちは全部で8本とお料理が盛りだくさんで、一人5000円弱。なんとも安すぎます!8人できたのでワインは一人1本飲んだ計算になります。とにかく原価+100円で飲めるワインのおかげで、お財布をあまり気にせず飲めるのがいいですね。
代々木のお店のほうが有名ですが、四谷三丁目のほうが広くて落ち着いて空いていて、そしてお料理は一緒なのでこちらの方がおすすめかな。美味なるひつじとワインたちで、またみんなでワイワイと楽しみたいと思います。