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【定期訪問】春を感じる丁寧なお料理と日本酒、そして〆は絶品蟹とふきのとうの土鍋ご飯。@新橋堤

フードメディアディレクターの福田美佐子です。

オープン当初から季節の変わり目にお伺いしている「新橋堤」さん。料理人のご主人と酒匠の女将の強力タッグで、日本酒好きな方にオススメしたい大好きなお店の1つです。

お料理は季節ごとに変わるお任せコースのみですが、とても良心的な価格。毎回お伺いするたびにどんなお料理がでてくるか、そしてどんな日本酒を合わせてくれるかとっても楽しみ。今回は以下のお料理をいただきました。

■お任せコース+土鍋ご飯 ¥6500(税別) ドリンク3杯付き
※土鍋ご飯は3名から前日までの予約。

八寸:春を感じる盛り合わせ
椀:ごま豆腐 菜の花 清汁
お造り:金目とホタテとイカ(煎り酒にていただきます。)
揚物:盛り合わせ(海老しんじょう、鮑、桜の葉の塩漬けの揚げたものなど)
焼き物:牡蠣のウニ焼き 白子のせ
土鍋ご飯:蟹とふきのとう

まず最初は「八寸」から。お花の枝もあって春を感じる彩り。酒飲みにとってはちょっとづつ、いろいろつまめるのがありがたい。

八寸は春を感じる可憐さ@新橋 堤

女将に選んでもらった日本酒は「小左衛門 桜ラベル 純米吟醸 おりがらみ生」。こちらも桜のラベルが春を感じさせます。うっすらとしたおりがらみに、ほんのりと甘味を感じるお酒です。

小左衛門 桜ラベル 純米吟醸 おりがらみ生@新橋 堤

お椀は「ごま豆腐 菜の花 清汁」。実はこのごま豆腐、お店が終わってから大将が丁寧に練り込んで作り上げるという丁寧さ。その濃厚で滑らかなごま豆腐にしっかりとしたお出汁がすごく合う。

ごま豆腐のお椀@新橋 堤

お造りは「金目とホタテとイカ」。煎り酒をつけていただきます。煎り酒とは日本酒に鰹節と梅干しで煮詰めた調味料。醤油より塩分がないので、素材の味としっかりなじみます。またお造りにも一手間加えており、金目はこぶ締めに皮を炙っており、香ばしさも一緒に楽しめます。

お造り@新橋 堤

揚げ物には定番の海老しんじょうに鮑、そして塩漬けの桜の葉の天ぷらなど個性溢れる盛り合わせ。桜の香りと塩分が春を感じる葉っぱの天ぷらは真似したいですね。

揚げ物@新橋 堤

そして「羽根屋 純米中汲み」。キレのある辛口のお酒で揚げ物にとても良く合います。

羽根屋@新橋 堤

焼き物は「牡蠣と白子の雲丹焼き」。最初お味噌かと思いきや、贅沢に雲丹をソースに牡蠣をいただける一品。白子はふんわりと濃厚な口当たり。プリン体たっぷりですが、芳醇な日本酒ににばっちり合います。

牡蠣と白子の雲丹焼き@新橋 堤

そしてこの日の〆の土鍋ご飯は「蟹とふきのとう」。メインの蟹とふきのとうの他に、ホタテの貝柱や白身魚がお出汁の代わりにたっぷり入っているという贅沢さ。美味しすぎるお出汁にふきのとうのほろ苦さの余韻が大人の味。とにかくお出汁が他のお店とは比べられないほどの濃厚さなので、ご飯で日本酒が飲みたくなるほどなのです。

蟹とふきのとうの土鍋ご飯@新橋 堤

この日は日本酒好きの女性4人でのお伺いでしたが、最後まで「美味しいね!」といいいつつ、楽しい会話に花が咲きました。いつもあたたかく迎えてくれる堤さんは飲ん兵衛な「オトナ女子」たちの食事会にぴったり。また季節がかわるころにお伺いします!

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