フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
年末最後の忘年会はニュー新橋ビルにある小料理屋さんへ。マッサージ店が軒を連ねるならびに、忽然と現れるので、なかなか不思議な雰囲気です。
店内はカウンターとお座敷があり、出迎えてくれるお母さんが優しくとてもホッとする空間。こちらのメニューはお任せコースと飲み放題で6500円と明朗会計です。
最初にいただいたのがお野菜たっぷり入ったおから。優しいいいお味。
そして飲み物はビールの後は日本酒で。おかあさんが宮城県出身ということで、宮城県の日本酒が置いてありました。
「森乃菊川 純米酒」
しっかり目の昔ながらのお酒ですが、純米酒なのでお米の甘みと旨味も感じます。
「フリットしたお魚と玉ねぎのサラダ」
練りこんだバジルが爽やかで洋風テイストな味わい。
「雪の松島 本醸造 激辛+15」
辛口ですっきり目のお酒。日本酒は全て常温でしたが、本醸造系が多いので冬は燗にしてもらうと良いかもしれません。
「秋刀魚の煮込み」はこちらのスペシャリテ。
骨まで食べられるほど煮込こまれており、優しいお出汁にアクセントに鷹の爪。南蛮煮の和風バージョンといったところでしょうか。
「蒼天伝 特別本醸造」
こちらもすっきり辛口で、ほのかに梅や桃の花の香りにさらりとして流れるような口当たり。
「ナスと大根の味噌田楽」
ナスや大根は一度煮込んでから表面を焼いたのかな。白味噌の優しい味で野菜の味わいが引き立ちます。
「荒雄 本醸造」
こちらも辛口でしっかりめのお酒。熱燗にすると良さそうな感じでした。
「わさび菜と玉ねぎのサラダ」
オリーブオイルと塩胡椒のシンプルな味付けなのですが、サラダが美味しくてどんどん進む味。
「手羽元のオーブン焼き」
ガーリック風味な衣をつけて、オーブンでじっくり焼いてもらいました。ジューシーでしっかりした味付けなので、先ほどのサラダと合わせるとピッタリ合います。
この後に鶏のお鍋を用意していたのですが、時間切れで先に失礼しました。どのお料理も優しく丁寧でホッとするものばかり。ニュー新橋ビルというカオスの中にあるオアシスといったところでしょうか。
おかあさんの優しいお料理とホッとする雰囲気に癒されたい時にオススメです。