夜はジビエ、昼はランチコスパが素晴らしいという噂を聞いて、以前からブックマークをつけていたこちらのお店。まずは平日のお休みを利用してランチにて訪問してきました。個人的には家から渋谷行きのバスで渋谷区役所で降りればよいので、とっても行きやすい場所ですね。
お店は地下1Fにあり、店内にはいるとカウンター席に6人、4人がけのテーブルが3つに2人用が2つとかなりコンパクトな感じ。この日は2人でお伺いし、カウンター席を案内されました。
ランチコースですが「前菜+メイン+デザート+飲み物で2100円」の他に、「前菜2皿+メインで2950円」、「前菜+メイン2皿で3300円」というモリモリいただけるのもありました。そんなに食べれないのでスタンダードコースでオーダ。
まずは前菜。私は「自家製豚肩ロースハム」をチョイスしました。ロースハムは付け合わせの野菜といただくと丁度よい塩加減で、しっとりとしたハム。ワインを欲する一皿。
友人は「カツオの軽いグリエ アンチョビソース」。少し味見をさせてもらいましたが、カツオはほんのりと炭の香りがついており、さっぱりと夏らしいメニュー。うーん、こっちにすればよかったかな。
前菜からしっかりしていたので、やっぱりワイン。グラスワインは白、赤800円2種類あり、白のリースリングをオーダー。
カウンター席から見える厨房は料理人の方は慌ただしく動き、タイミングを見計らってどんどんお料理を作っていきます。2100円というお値段ですが、全くの手抜きなしの真剣勝負な姿がとても素敵。
そんな様子を眺めていたら、メインがでてきました。私はお魚メニューの「鮎のコンフィ 15種類の野菜ジュノベーゼソースで」。カラフルなお野菜たちに囲まれ、センターには丸ごと1匹の鮎が。ふわっとコンフィされた鮎は内蔵の苦みとともに、とっても上品で複雑で大人な味。付け合わせの野菜の甘みを加えると、本当に夏らしい一皿。これは美味い。
友人はお肉メニューの「牛カイノミのロースト 夏野菜を添えて」。真っ赤な赤身とそれに負けないほどのがっつりとした野菜たちがまた力強い一皿。お肉もなかなか美味しそうです。
デザートには「ホワイトチョコのムースとフランボワーズのシャーベット」。濃厚なホワイトチョコとさっぱり酸味のきいたフランボワーズのコントラストがいい。カフェと共に最後はまったりと余韻を楽しみます。
戦場のような厨房が13時を過ぎて一段落ついたところを見計らって、夜のジビエメニューについてちょっとお伺いすることに。やっぱり気になるのはクジャクのテリーヌ。シェフが猟師さんということもあり、各地の猟師ネットワークを生かし食材のお肉を直接仕入れているとのこと。ちなみにクジャクは沖縄から年中安定して入ってくるらしいのですが、クジャクがその時期に食べているものによって肉の風味が違うみたい。そんなお話を聞いたら、やっぱりよるもお伺いしなければという気分になりますね。
ランチはコスパだけでなく、そのお料理のクオリティに大満足でした。ただ、こちらのお店の本領をもっと理解するのであれば、やはり夜にお伺いするのがよさそうです。次回は是非夜に!