フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
新しい仕事に変わって相変わらず平日の夜は予定が読めないため、食べ歩きも控えめ。そんな中、ちょっとだけ早く帰れる日があったので、ワイン好きな友人たちが行っていたお店にふらり立ち寄ってみることに!
20時ちょっと前にお店に到着。一人入れますか?と聞いたら奇跡的に1席空いていた様子。カウンターもテーブルも満席で新しいお店にも関わらず、かなりの人気店。お料理はアラカルトのみ、ワインはイタリアの自然派のようです。
何を飲もうか迷っていると、カウンターから爽やかお兄さんが色々相談に載ってくれました。だったらということで、微発砲ロゼを出してくれました。「マルヴァジア ローザ 2014 カミッロ ドナーティ (Malvasia Rosa Frizzante Camillo Donati)」。イタリア・エミリアロマーニャ、ぶどうはマルヴァジア アロマティカ ディ カンディア95%、黒ブドウ5%。マルヴァジア穏やかな辛口が感じられつつ、黒ブドウ独特の旨みがプラスされて最初から最後までまったりと飲み続けられる万能タイプ。見た目もかわいいし、飲ん兵衛女子と来たらボトルで頼んじゃいそう。
お料理は一人なのでボリュームを調整してもらいました。まずは「冷前菜の盛り合わせ」。この日の前菜をちょっとづつ色々いただけるので、ひとりでも頼みやすいですね。鰯のエスカベッシュ、フリッタータ、カポナータ、インボルティーニ、大麦のサラダ、ウサギのサラダなどなど、ワインのアテにびったりな盛り合わせで、どれも美味しい!
こういうお料理はワインがすすみますね。続いて白ワインが飲みたい!とリクエストしたらいくつかご提案をいただきました。左3本は飲んだことがないので、その中から気になる1本をチョイス。
「シャルドネ・セレツィオーネ ラ・ボーラ・ディ・カンテ(CHARDONNAY SELEZIONE LA BORA DI KANTE)」。イタリア・フリウリ、ぶどうはシャルドネ100%。そういえば、こちらのワイナリーの泡は飲んだことがありました!まろやかでリッチな旨味と穏やかな酸、ちょっとだけスモークな香りもあり、まったくシャルドネっぽくない。いい意味で個性的で美味しいワイン。
前菜とワインを楽しんでいたら、結構お腹が満たされてきました。パスタを欲張って2種類頼んでいたのですが、1種類に変更。「タリアテッレ ボロネーゼ」。こちらも一人分にアレンジしていただきました。とにかくパスタは食べたい!と思っていたんですよね。平打ちな麺にボロネーゼのしっかりした肉の旨味が絡み、かなり絶品!!ワインとパスタだけ食べにきてもいいくらい。
お店の爽やかお兄さんはとにかく気配りが抜群、そして癒し系(笑)。私のような一人客にも、カップルにも、そして女子グループにもちゃんとまんべんなくサービスをしてくれるので、みんなリピートしたくなっちゃうんだろうな。
いま丁度神泉駅から仕事に通っているので、帰り道にこんな素敵なお店あってかなり嬉しいです!また一人でふらりと立ち寄りたくなる、そんな居心地のいいお店でした。