フードメディアディレクターの福田美佐子です。
この頃は土日も仕事の打ち合わせなどをいれてしまっているのですが、この日も打ち合わせを兼ねての食事。神田駅の近くのお魚が美味しいという居酒屋さんがおすすめとのことで、入ってみることに。場所がちょっと分かりづらかったのですが、1Fに築地すし好が入っているビルの3Fにありました。
店内は少しだけ昭和の居酒屋を思わせる雰囲気。まずは生ビールをオーダー。土日の週末はなんとビール一杯199円!あまりにも安すぎて店員さんに2回ほど聞き直してしまいました。ひとまわり小さめのジョッキででてきましたが、この次日本酒をいただくのでこのくらいが丁度いいかも。
そしてお通しに渋い顔をした兜煮が。一瞬怖くて箸を入れるのを躊躇しましたが、食べてみると白身でふんわりしていてなかなか美味。見た目で判断しては駄目ですね。
そして手のひら以上のビックサイズの「北海道厚岸(あっけ)産 生牡蠣 600円」。ミルキーで食べ応え十分。オイスターバーより居酒屋ほうが意外と質がよく美味しい牡蠣に出会える気がします。
「刺身3点盛り 980円(カンパチ、クジラ、ホタテ)」。この盛り合わせでびっくりしたのが、生のクジラ。見た目は赤黒くてちょっと迫力ありますが、レバ刺しのような食感で臭みがなく美味。他のホタテやカンパチも新鮮で食べ応え十分。さすがお魚を得意としていることもあり、お刺身系はおすすめですね。
お刺身ときたら、やはり日本酒。この日はおすすめの6種類がグラスで500円となっていたので、その中からまずはチョイス。佐賀の「七田 純米 無濾過 500円」。あまい果実を連想するようなフルーティな香りに芳醇な味わい。この頃、七田好みなんですよね。
そしてお料理は日本酒にあうものたちをまとめてチョイス。「長芋わさび漬け 340円」、「牛すじ煮込み 560円」、「クリームチーズの麦味噌和え 480円」。酒にあうちょっとしたメニューはとても充実していて、この他にもあん肝を使ったお料理やエイヒレとか魅力的な物がたくさんありました。どれもお酒との相性がばっちりだったのですが、特に牛すじがちょうど良い煮込み具合とじっくりと染み込んだ味が抜群!
鉄板おつまみセットをいただきながら、次はひやおろし「いづみ橋 恵 純米原酒火入れ 650円」。いづみ橋もこのごろ人気でよくお店でみかけるようになりました。きりりとした辛口のなかにも、お米の旨味もしっかりとしており、美味しいお酒。
そして「酒魂 純米吟醸 手取川 600円」。クリアですっきりとしたのどごしで、さわやかな吟香がたまりません。きれいなお酒は飲んでいて心地がいいですね。
お肉もいただきたくなり「松坂ポークソテーブランデー梅酒ソース 890円」。お醤油と梅酒の合わさった甘辛いソースにしっかりとした肉質の豚。日本酒にも合う味つけと食べ応えになかなかいい感じです。
この日は意外としっかり飲んで1人4000円ちょっと。なかなかコスパもいいと思います。最初はおじさまたちが多く、後半になると若い方たちのほうが増えて、また雰囲気も変わりワイワイした感じになっていました。駅近でみんなで楽しくお手頃に美味しいお酒が飲みたいときにおすすめですね!