フードメディアディレクターの福田美佐子です。
食べ歩きの活動範囲は主に都内なのですが、この日は埼玉の蕨(わらび)まで遠征してきました。というのも、友人行きつけのバルの2Fに家のみ気分でつかえるお部屋ができたとのことで、みんなで試しにいってみることに。お店の1Fは「串揚げ」の文字がある居酒屋風な感じ。でもCOEDOがあったり、ワインの種類も豊富とのことで、お料理はバルっぽいものが多いそうです。
店員さんに案内されお店の横から階段を登って、マンションの一室を開けるとそこは「お家?」のような空間。なんだか友人宅でホムパをするような感じです。
そしてテーブルの上には本日のお料理たちがずらり!お願いしていたコース料理をあらかじめセッティングしてくれていたようです。そして飲みものもセッティングされており、ビールや焼酎、ワイン、サングリアなど自分の好きな物を自由に選ぶことができます。
お店の方から一通り説明いただき、後は自由に食事を楽しむだけ。コースのお料理はお酒にあうものばかりで、やっぱりちゃんとお店が作っているメニューですよね。
お料理をいくつかご紹介するとまずは「生ハムと鴨のスモークバゲット添え」。ジューシーな鴨と旨味たっぷりの生ハムはワインにぴったりの一品。
「ホタテと海老のカルパッチョ」にはグレープフルーツの柑橘風味がアクセントとなって、白ワインに合いそう!
そしてこちらも魚介類の「サーモンとホタテのムニエル」。程よい塩こしょうで素材の味を引き出している感じ。
「アンチョビマカロニサラダ」はゆで卵やアンチョビで味のアクセントをつけており、こちらもまたワインに合う感じ。
そしてこちらは串揚げやさんなので「串揚げ盛り合わせ」はマスト。友人がコースに追加しておいてくれました。おしゃべりに夢中になって、揚げたてを食べそびれましたが、さっぱりともたれない油で揚げているようで、ライトにサクサクいただけちゃいます。
飲み放題メニューとは別にワインもお願いしておきました。アルゼンチンの「Trivento Reserve Cabernet Malbec(トリベント リザーヴ カベルネ マルベック)」はシラーとマルベックのブレンドなのに、ボルドーブレンドのような味わい。樽の香味も綺麗で品が良く、とっても色気のあるワインで好み。
そしてスペインの「Pata Negra Reserva Tempranillo(パタ・ネグラ レゼルヴァ テンプラニーリョ)」は繊細な樽の香りと カカオ、コーヒー、完熟ブドウの果実味が絶妙で、飲み口がとてもライトなのでくいくい飲めちゃいました。
それにしてもこういう普通のお部屋のような空間は本当にリラックスできます。ちなみにこの日はお料理と飲み物で一人5000円ほど。かなりお手頃にホムパ雰囲気を味わえるのはいいですね。
曙橋にある焼肉のヒロミヤもそうですが、お家のようなプライベート空間でリラックスしつつ、お店の料理をそのままいただけるニーズって、今後とても流行りそう。利用用途は、親しい友人たちとのパーティやお子さんがいるママ友の食事会にもいいかも。お料理やお値段は相談できるそうなので、気になる方はご自分たちの使い方で是非お試しあれ。
夜総合点★★★☆☆ 3.5