フードメディアディレクターの福田美佐子です。
アペリティフの後はテーブルに移動してのディナー。今回は参加者をランダムに組み合わせて6人グループで「シェアスタイル」でお食事をするとのこと。私たちは6人テーブルではじめての方が多かったのですが、みなさん素敵女子ですぐに和やかな雰囲気に。
アペタイザーに合わせて出していただいたのが、オーストリアの白「Weingut Weszeli Gruner Veltliner Langenlois 2013」。グリューナー・ヴェルトリーナー100%の通称「緑のワイン」ですね。近頃ワイン感度の高いお店で良く見かけるようになりました。青りんごや柑橘類の芳醇なアロマとキレのよい酸が楽しめるピュアな白ワイン。
ちなみにアペタイザーは4種類!まずは「毛ガニ カクテルソース」。毛蟹の身にアボガドとライムが入っており、とても爽やか。毛蟹とアボガドって相性いいですね。
つづいて「ロブスターとポテトサラダ マーシュレタス サマートリュフ」。写真だと分かりづらいのですが、一口大のロブスターがゴロゴロはいっていて、食べ応え十分。
「牛タン トマト クリスピーガーリック 柚子胡椒ドレッシング」。とろけるほどの牛タンにトマトやガーリックなどお野菜をたっぷり合わせていただきます。ゆず胡椒で少しオリエンタルテイストに仕上がっています。
「車海老 カクテルソース」。ソースは2種類、味噌が入っているソースが意外にも美味しかった。
アペタイザーが出た後に、シェフの登場。シェフはどこか人懐っこい雰囲気で、気のいいお兄さんという感じ。すごく丁寧にそして楽しそうに自分のお料理について説明してくれました。こんなに笑顔で語ってくれると、こちらも楽しく頂けるそんな気持ちになりますね。
スープは「ロブスタービスク カプチーノ仕立て パースニップピューレ 雲丹」。お皿にはパースニップのピューレとウニ。あれビスクは?と思っていたら、先ほどのシェフが鍋からアツアツのビスクをお皿に注いでくれました!
ビスクにはロブスターのエキスがたっぷり。濃厚な甲殻類のコクとなめらかな口当たりがすごくいい。
既にこの時点でお腹がいっぱいになったのですが、これからメインが。まずはお魚料理の「鱸の包み焼き 仔牛のジュ フルーツトマト ペコロス」。
わしゃわしゃのペーパーを切ると、中から旨味を閉じ込められた鱸にトマトとオニオンが、そして仔牛のお出汁でコクを出しております。
お魚の後はお肉ということで、次は赤ワインをいただきました。カルフォルニア・サンタバーバラのピノ・ノワール「Au Bon Climat Santa Barbara County PINOT NOIR」。ブルゴーニュスタイルで洗練されたピノの味わいは、ワイルドストロベリーやチェリーの香り、果実の風味と酸とタンニンの素晴らしいバランスで豊かさと複雑さが共存しているよう。女子会にピッタリの赤ですね。
メインのお肉1品目は「牛頬肉の煮込み 粒マスタードグレイズ トマト ディル コールラビのブレゼ」。ホロホロの牛ほほ肉にお野菜たち、そして粒マスタードできりっと味をしめています。
そしてメニューにはなかった「ニョッキとなすのサマートリュフかけ」。目の前でたっぷりのサマートリュフを振りかけてくれました。
そしてチキン丸ごとの「山梨県産 ハーブチキンのクレイポット」。これは大人数じゃないと頼めませんね。もちろん、この後取り分けていただきました。チキンの上質な旨味とホロホロな食感がたまらない一品。
最後はデザートも出てくることで、その前にカプチーノを。お皿などもそうでしたが、カップもやっぱり和モダンな器。店内には盆栽やコケがディスプレイされており、やはりJapanな要素を演出しているのかな。
「ビターチョコレートムース キャラメライズしたアボカド オリーブオイル シーソルト」。チョコムースにアボガドは初めて。薄切りのラスクにつけていただくので食感も一緒に楽しめます。
シェアスタイルのディナー、いろいろいただけて本当によかったです。こういう場所はデートなど2人でくるお店だと思っていましたが、大人数でも楽しく使えるとは新たな発見でした。今度女子会の幹事をするときに、こちらのお店も候補に入れておきたいと思います!
アンダーズ タヴァン公式サイト
http://tokyo.andaz.hyatt.com/ja/hotel/dining/andaz-tavern.html
アンダーズ タヴァン (洋食・欧風料理(その他) / 虎ノ門駅、神谷町駅、内幸町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0