フードメディアディレクターの福田美佐子です。
浜松町&大門エリアに評判のよい「Aux delices de dodine」というビストロがあり、行きたいリストにいれておりました。丁度この界隈で食事をすることとなり、予約の問い合わせを入れたところその日は満席。う〜ん困ったなあと思っていたら、近所に姉妹店の「Les pif et dodine」があるのを思い出し、こちらを5人で予約をいれてお伺いしました。
場所は浜松町や大門駅から近いのですが、細い路地にあるため、気をつけないと見過ごしてしまいます。
お店は小さな一軒家で1Fと2Fがあります。この日は1Fのキッチンがみえるテーブル席に通していただきました。
まずは微発砲白の「Fermentation in Vitro Les Vins Contés」で乾杯!ロワールのビオで、平均樹齢75年のムニュ・ピノ100%。グレープフルーツのような香りに、キリリとした酸がさっぱりとしていて初夏にふさわしい味わい。
お料理はコースも考えたのですが、ボリュームがすごいということでアラカルトに。まずは「オーロラサーモンのマリネ柑橘の香り 1100円」。厚切りのサーモンがたっぷりの上に、脂がのっていてとっても美味。このお値段でホントによいの?というくらい5人でもたっぷりいただけるボリュームです。
「シャルキュトリーの盛り合わせ 1780円」。オリーブ、鶏レバームース、豚肉のリエット、生ハム&サラミ、田舎風テリーヌの盛り合わせ。写真だとボリュームが分かりづらいのですが、4人以上で丁度よい盛り合わせです。ちょこちょこつまみながら、ワインがすすみます。
ワイン2本目は軽めの赤に。「Du bout des doigts(ヴィニョー ドゥ・ヴ・デ・ドワ)」はピノノワール100%のビオディナミ。ジューシーで温かみがあり、ほんのりとスパイしーな香りもして、素朴な味わいのワイン。エレガントなブルゴーニュのピノとはまた違う印象です。
そして「リヨン風サラダ 1350円」。たっぷりのお野菜にグリルしたベーコンやジャガイモ、そして半熟卵ものっています。とにかく大盛りで、うっかり2人のときに頼んだら、これだけでお腹がいっぱいになりそう。
そしてこちらも迫力の「豚ロースのロースト 1800円」。焼き上げてから少しお肉を休ませるため、注文から30-40分かかるとのこと。ココットでじっくりとローストされたお肉は美しいピンクの色をしています。ジューシーで旨味がぎゅっとつまったお肉は、とても甘みがあって美味。付け合わせの野菜たちもたっぷりで、本当にオススメな一皿。
次もお肉が出てくる予定だったので、ワインは引き続き赤に。店員さんと相談して果実味を感じる赤に。名前を聞き忘れたので、後からVivinoで調べたら「Vie Red U.V.」と出てきました。確かにみずみずしい飲み心地で、くいくい飲める感じ。
もう一つ頼んだお肉メニューの「鴨もも肉のコンフィ 1600円」も出てきました。ちゃんと人数分に切り分けられたお肉は、表面の皮はパリッと、中はしっとりした仕上がり。とにかくお肉料理はどれを頼んでもボリューミーで、迫力満点!本当にこのお値段でいいのかしら?と心配になっちゃうほどです。
程よくお腹が一杯になったところで、お誕生日月のお友達のためにパースディプレートを用意していただきました。デザートの盛り合わせにカードに「Happy Birthday」の文字が。コントラストのある色合いがフランス気分にさせてくれます。
とにかくこちらのお店、どの料理も想像以上にボリューミーでかなりのお手頃価格。特にお肉料理については、お肉を休ませてから美味しい状態で出してくれるので、どれを頼んでもばっちりな仕上がり。飲ん兵衛なメンバーの集まりでしたが、この日はワイン控えめに、お料理をしっかりといただいたかんじでした。
ちなみにお会計は一人6400円なり。ここは4人以上でワイワイと楽しむのがおすすめですね。とにかくフランスのワインとボリューミーなリヨンのビストロ料理でハッピーになること、間違いなしです。