フードメディアディレクターの福田美佐子です。
平日に広尾での打ち合わせの後、以前からブックマークをしていた「ラ・ピッチョリー・ド・ルル」へランチで訪問。フランスリヨンの郷土料理がいただけるビストロということで、なんとなく自分好みかなと勝手に想像しておりました。
お店はフランスの片田舎を思わせるような、素朴で温かみがある印象。そして出迎えてくれた白髪の店員さんの落ちついたスマートな雰囲気がまたいい。
ランチメニューは、前菜、メイン、デザート、飲み物がついて2000円。前菜、メインは5種類のメニューから選べます。そしてランチタイムの飲み物はすべて30%オフとお得。ワインを頼もうかちょっと迷ったのですが、料理をみてからチョイスすることにしました。
前菜は「パテ・ド・カンパーニュ」をチョイス。ミディアムレアな火入れで、お肉の濃厚さが楽しめる一品。赤々しいパテカンを食べていたらやっぱりワインも飲みたくなって、シラーを注文。グラスで900円ですが、30%オフで600円なり。やっぱり、ワイン合います。
そしてメインは「真鯛と小やりいかのポワレ イカスミソース」。真鯛は豚肉でくるんでからポワレしているため、白身全体がふっくらと仕上がっています。白身の淡泊さに豚肉の旨味、そしてイカスミソースのコクが三位一体となった美味しさが広がります。このお魚料理は工夫されていていいですね。
そしてデザートは日によって変わるようで、この日は「塩キャラメルのタルトとアイス、小さなフィナンシェ」でした。濃厚な塩キャラメルにはコーヒーを合わせて。キャラメルアイスは意外とさっぱりとして口直しにぴったり。小さいながらもフィナンシェがついているのも、すごく楽しい。
あまり長居するつもりはなかったのですが、紳士な店員さんのサービスが心地よく、一人でしたが気兼ねなく落ちついてお食事をすることができました。ランチはしっかりいただける上に、お値段もお手頃ですごくいいですね。夜はかなり遅くまでやっているとのことで、夜の雰囲気もみてみたいかも。
気軽だけど落ち着いてランチがいただける、そんな広尾のフレンチビストロでした。