コンテンツへスキップ

【西麻布】FIRE WOOD TOKYO@大人の隠れ家でイノベーティブな薪火和牛料理とペアリングを楽しめる!

フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
2021年12月訪問。

2021年6月にオープン。コロナの期間を経て口コミでじわりと広がっているようです。
カウンターの薪火をみながら、こだわりの和牛料理のコースとペアリングを楽しみました。

■店内
地下の秘密の扉を開くと、まず最初に目にはいるのがお肉のショーケース。

お店の一番奥がカウンター席、その手前にテーブル席を大きなワインセラーがあります。
薪火でお肉を目の前で焼いてくれるライブ感も素敵ですね。

■お料理とペアリング
・イノベーティブフュージョンコース13,000円
・ペアリング7,000円

「Hazy Forest」
ハーブたっぷりのグラスにドライアイスを入れ森の中の霧を表現。
落ち着いたらここにお水をいれて、ハーブウォーターとしていただきます。

「フライングバード(シャンパーニュジョセフ ペリエ/フランス)」
印象的なブルーの有田焼の特注の器に和牛のタンとタルタルを使って鳥を表現。
トルコ香辛料スマックをアクセントに、繊細で意思のあるアミューズ。

飲み物はシャンパンを合わせて。この後のコースに向けて軽やかに飛び立つようなイメージです。

「桜海老のクロスティーニ(ファミーユ・ペラン タヴェル ロゼ/フランス)」
香ばしくあぶった若狭湾のサクラエビにサワークリームソース。そして辛みに明太子を。
三位一体となり味に面白味と奥行を感じます。

フランスのロゼは、エビの香ばしさや明太子の辛みとピッタリマッチ。

「薪舌(ヴェルタクス リースリング/ドイツ)」
常陸牛のタン元をグリル。じんわりとしたタンの旨味と薪の香ばしい香りがたまりません。
付け合わせの塩、生胡椒、ネギと大葉のビネガー仕立ての薬味がお肉の味を引き立てます。

お肉をシンプルに引き立たせるドイツの辛口リースリング。

「白子ミルク(新政No6type-x/秋田)」
北海道白子のフリットに雲丹。ソースはマスカルポーネ、そしてバスク塩で味を引き締めます。

魚介系に合わせて、日本酒の新政を。
きれい系の日本酒は白子のコクもしっかりと包み込んでくれるよう。

「フォーク&フォーク(ポップコタン ゴールデンエール/北海道)」
煮込み料理に使われる牛テールをなんと20時間以上も低温料理でグリル。
ホロホロとした肉感に旨味がしっかりと残っており、めちゃくちゃ美味しい。こちらのお店のスペシャリテといえるでしょう。
付け合わせのハラペーニョの酸味と絡みもよいアクセント。

ここで合わせたのが、すっきりきれい目なクラフトビール。
お肉をよりおいしく引き立ててくれます。

「グラティナータ ヴェルデ(オステルタグ オレンジワイン/フランス)」
牛タンの旨味が染み出したラザニアに、パセリを使ったサルサヴェルデのソースにベシャメルソース。

組み合わせたのはフランスのナチュールワイン。
エネルギーと果実味が詰まった辛口ゲヴュルツがしっかりとした料理の芯から支えてくれます。

「CPU(マルクグレーフラーラント ピノノワール/ドイツ)」
内臓系のギアラ、シマチョウ、リードボー、ウルテをポテトでくるんだ一品。
ポテトには酢、お出汁、ニンニクを入れ、薪の燻製香も含ませているそう。
上からミモレットとパルメジャーノでチーズの旨味も併せて。

またもやここでドイツワイン。バランスのいいピノが心地よいです。

「薪と炭と肉(アナベラ カベルネソーヴィニヨン/ナパヴァレー)」
シャトーブリアン、モモ、ハラミ。
付け合わせは、エジプト砂漠塩/アンコールワット生胡椒/ニンニクパイナップル/タスマニアマスタード/ネギ蒸し煮/金美にんじん/竹炭のリゾット(麦米とマルサラバター風味)/カリフローレとお肉を引き立てるわき役も素晴らしい。

メインのお肉に何を合わせるかとても興味があったのですが、ナパのカベルネソーヴィニヨンとは!
お肉にも合いますし、もちろん単品でも美味しい。コスパもよいようなので、お家用にも購入したいかも。

「ロールレタス(クアリティチェッロ オレンジワイン/イタリア)」
パルミジャーノチーズリゾットをあぶったレタスで巻き、お出汁と一緒にいただきます。
イタリア風のお茶漬けといったイメージでしょうか。

お出汁に合わせてのオレンジワイン。お料理と伴走してくれる感じです。

「かぼちゃのペンネ」
かぼちゃのもったり感にハチミツの甘みが心地よい。
このタイミングでもついつい食べてしまう、悪魔の味。

「ドルチェ(ロイヤルブルーティ HANA)」
燻製レアチーズのクレームブリュレ風に。

デザートに合わせて高級ボトル入りジャスミンティを。すがすがしい花の香が口の中をすっきりとさせてくれます。

■感想

お肉をメインにしていますがイタリアンや和風のテイストもミックスされた独創性のあるお料理で、最後までワクワクと驚きの連続でした。

イタリアン出身のシェフお二人とソムリエ1人のサービスはチームワークも抜群。

そしてお料理に合わせたペアリングのワインや日本酒、クラフトビールなどジャンルに問わず、お料理を引き出してくれる組み合わせ。どれもセンスがよく、西麻布でお酒を飲みなれている人も新たな体験を楽しめると思います。

すでにクリスマスや年末は予約が埋まっているそう。これからどんどん人気になりそうですね。
デートや大人のラグジュアリーなディナーにおすすめです。

関連ランキング:イノベーティブ・フュージョン | 乃木坂駅広尾駅六本木駅