フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
去年、飛騨を旅したメンバーと表参道のシンガポール料理やさんへ。シンガポールからオーナシェフがいらっしゃって作ってくださるとのことで、楽しみにしておりました。
表参道から骨董通りを歩いて中程、the 3rd Burgerの隣のビルの地下にお店はあります。中に入ると天井が高く、モダンアジアンなインテリアでとても素敵で心地よい空間。
一番乗りだったので、一足先にワインで乾杯。オーガニックなロゼワインでオーストラリア系だったと思います。
みなさんがパラパラと集まってきたので、お料理も頼みながらゆっくりとスタート。
「口水鶏(よだれとり)980円」
中華でいただくよだれどりとはアレンジが違っていて、パクチーにピーナッツ、糸こんにゃく(であってるのかな)が入っており、色々な食感が楽しめます。ピリ辛なソースできりりと全体をまとめています。
「楽堂サンプラー 1580円」
6種類の前菜が長い器に入って出てきました。一皿は2人分とのこと。鶏肉やチャーシュー、厚揚げ豆腐、揚げ物などエスニックなシンガポール風な盛り合わせで。
単品で「湯葉の甘辛煮込み 480円」
甘辛い味わいは日本でもお馴染みですが、スパイスが入っているのでちょいエキゾチックな感じに。
「新鮮パクチーサラダ 1280円」
シンプルにパクチーを楽しめるサラダ。ドレッシングがやはりエキゾチック。
「骨つきポークリブのパクテー 880円」
そして何と言っても食べていただきたいのが、パクテー。じっくり煮込んだお肉はホロホロで柔らかく、優しい味わいのスープと一体化しています。ダークソイソースをつけてるとご飯のおかずにもなりそう。そしてスープはおかわり自由なので好きなだけ優しいスープもいただくことができます。
「空芯菜と干しエビと自家製チリソース炒め 880円」
空心菜の青菜と干しエビの旨味がマッチした、ピリ辛な炒め物で中華とはやはりちょっと違った味わい。
「シンガポール風チャーハン 1280円」
甘辛チャーシュ、そして卵とシンプルな具材ですが、パラパラに炒められており、シンプルに美味しい!
「ラクサ 1280円(シェアして盛り付け)」
シンガポールといえば、こちらも定番のラクサ。ココナッツにターメリックなどの香辛料とクリーミーでエスニック、でも優しいスープに具材たっぷり。本格的な味わい。
お酒を飲まない友人たちはお茶を楽しんでいました。お茶の種類も豊富で良さそう。茶器も可愛らしく本格的。
デザートは「くるみのクリーミースープ 680円(シェア)」
滑らかなくるみのスープは、甘く濃厚で美味しい。くるみが大好きなので、これはかなり好み。
素敵なお料理を作ってくれたシェフはシンガポールの方でル・コルドン・ブルーでフレンチを学んだ後、3カ国で5店舗ほどお店を展開されているようです。本格的で洗練されている印象はフレンチのベースがあるからなのでしょうね。
表参道らしいモダンで洗練された空間に、素朴さ繊細さを兼ね揃えたシンガポール料理はかなり好みでした。多分、女子会にぴったりだと思います。お手ごろにセンス良く美味しいシンガポール料理をいただきたい時にオススメです。