2025年12月訪問。
青森を訪れたのは、県の「おためしテレワーク体験モニター」という企画がきっかけ。片道の交通費補助が出るというありがたい制度で、これは行ってみよう!と参加してきました。
数日間、青森に滞在しながらリモートワーク。旅行というよりは、現地で暮らすように過ごす感覚です。そうなると自然と、観光スポットよりも地元の人が普段使いしているお店に足が向くんですよね。ちなみに今回紹介するお店は、すべて青森駅から徒歩圏内。車がなくても美味しいものに出会えるのも、青森の街の魅力です。
この記事では、そんな滞在の中で出会った、本当に美味しかったお店をまとめました。どこも気軽に立ち寄れるお店ばかりなので、青森滞在の参考にもぜひ。
ごはん・食事編
青森魚菜センター 本店(のっけ丼・2,200円)

地元の方に連れられて訪れた古川市場。2010年の東北新幹線・新青森駅開業をきっかけに始まったという「のっけ丼」が名物で、市場内の各お店に並ぶ刺身を、チケットと交換しながら自分好みの海鮮丼を作っていくスタイルです。
まずはチケット(12枚綴り・2,200円)を購入。これを握りしめて市場をまわります。自分の好きな具を選ぶ楽しさと、チケットの枚数内でバランスよく収めるセンスが試される…これがなかなか奥深い!
私が選んだのは、ホタテ、マグロ、エビ、イカ、ウニ、イクラ、筋子、ヒラメ。それに、しじみ汁もつけました。気づけば、海の宝石箱みたいな豪華な一杯に🐟
観光客にも人気のスポットですが、市場自体は地元の人も普通に買い物に来る場所。その空気感がいいんですよね。
まるかいラーメン(煮干しラーメン 中盛・650円)

この日はとにかく吹雪いていて、体を温めようとGoogle Mapで近くのお店を探して駆け込んだのが、こちらのラーメン屋さん。昭和31年創業の老舗で、青森の「津軽煮干しラーメン」を語るうえで欠かせない一軒でした。
ランチどきは行列ができるそうですが、訪れたのが中途半端な時間だったおかげで、待たずにスムーズに食券を買って着席。メニューは醤油ラーメン1種類のみ、中盛か大盛を選ぶだけ。私は中盛(650円)を。
動物系の出汁を使わず、煮干しだけで仕上げたスープ。煮干し感はしっかり強めですが、後味はさっぱりしています。麺はかんすいを使わない自家製の太麺で、独特のぷりっとした食感。具材は豚モモ肉のチャーシュー、ネギ、シナチク。チャーシューが複数入っていて、ちょっとお得感があります。
今のご時世にこのお値段、本当にありがたい。仕事の合間に、吹雪のなかふらっとラーメンを食べに行ける。そういう日常が青森にはあるんだなと。
昭和レトロな隠れ家のおばんざい店(おばんざいセット・3,300円)

滞在中、偶然見つけてふらっと入った一軒。昭和の空気が色濃く残る店内には、80年代のレコードが飾られ、ブラウン管テレビからは当時のCMが流れています。カウンターメインで、女将さんとおしゃべりしながら食事を楽しむスタイル。
色とりどりの小鉢が並ぶおばんざいセットは3,300円。なんと飲み物が2杯ついていて、この日は日本酒を合わせました。ひとつひとつ丁寧に作られた家庭料理に、ほっと心がほどけます。
お店の意向で詳しい場所はご紹介できませんが、青森で偶然めぐり会えたらラッキー、くらいの気持ちで。こういうお店に出会えるのも、暮らすように滞在するからこそ。
パン・スイーツ編
モンドール(ダークチェリーペストリー・330円)

まるかいラーメンからすぐ近く、前からマークしていたパン屋さん。「本州最北のハード系パンの名店」として知られていて、オーナーシェフが毎朝4時から一人でパンを焼いているのだそう。対面販売スタイルで、ガラスケースに並ぶパンを選ぶのが楽しいです。
朝ごはん用に買いに立ち寄ったのですが、これがとにかく好みで。なんと次の日もまた来て、いろいろいただきました。ダークチェリーペストリー(330円)をはじめ、アップルパイ、パンオショコラ、コロネ…と、どれもセンスがよくて。滞在中の朝ごはんが一気にグレードアップしました。
Sweets Factory pampam(ショソン・オ・ポム・370円)

青森の老舗和菓子店「おきな屋」の洋菓子ブランド「赤い林檎」が手がけるアップルパイ専門店。観光物産館アスパムの1Fにあります。以前「赤い林檎 本店」で見かけたアップルパイ。今回買いに行ってみると、現在はアスパム内のこちらのお店でしか販売していないとのことでした。
ショソン・オ・ポム(370円)。紅玉りんごのプレザーブが入ったアップルパイで、サクサクの生地とりんごの甘酸っぱさがちょうどいい美味しさ。基本テイクアウトなのですが、袋は赤い林檎のご立派なものに入れてくださいました。販売しているお母さんもほっこりとしていて、なんだか温かい気分に。
青森ならではの王道アップルパイ。ちょっとした手土産にもいいと思います。
甘精堂 本店(塩豆大福・250円)

明治24年創業、130年以上続く青森の老舗和菓子店。昆布羊羹で知られるお店ですが、毎朝手作りですぐに売り切れてしまう塩豆大福も人気です。
青森から大阪に飛行機で移動する前に、青森出身の友人への手土産を買いに立ち寄りました。どこでも買えるものだと面白くないので、この売り切れ必至の塩豆大福をチョイス。
塩豆大福(250円)。自分も1ついただいたのですが、甘さ控えめで上品な味わい。後味もしつこくなくて、とても食べやすかったです。大阪の友人に渡したら喜んでくれました!よかったよかった。
おまけ:旅と日常が交差する、青森駅まわりの過ごし方
青森駅周辺は思いのほか海が近く、潮風を感じながら美味しい魚介に出会えるエリアです。
そして、帰り際のお土産探しなら駅近の「アウガ新鮮市場」がおすすめ。地下に降りると昔ながらの魚屋さんがずらりと並んでいて、見て回るだけでも活気があって面白い空間です。旅先だと丸ごとの魚を買って捌くのは難しいですが、私はここで持ち帰り用のホタテやスルメを購入しました。
また、冷えた体を温めてくれたのが「まちなか温泉」。駅から徒歩5分という近さで、仕事終わりにふらっと天然温泉に浸かれるなんて、テレワーク滞在ならではの最高の贅沢でした。

そして、日常の中に青森らしさを色濃く感じられるのが、駅のすぐそばにある「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。お祭りの時期でなくても、暗闇に浮かび上がる実物大の大型ねぶたを間近で見学でき、その圧倒的な迫力には息を呑みました。
美味しいごはんを食べて、温泉に浸かり、時にねぶたの熱気に触れる。旅行というほど肩肘張らず、完全な日常とも少し違う。その間くらいの心地よい距離感で過ごせた数日間でした。
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