フードメディアディレクターの福田美佐子です。
家からも近く、オープン当初から大人気だった「レストランアニス」。混んでいるので落ちついてからお伺いしようと思いつつ、気づいたらもう少しで2年。ついに友人たちと土曜日のランチでお伺いしました。
こちらのお店の前もフレンチでしたが、その頃の内装とは全く違い、かなりオシャレで居心地よい雰囲気になっていました。センターにキッチンがあり、その周りを取り囲むようにカウンターとテーブル。こんなに広かったっけ?という印象です。
週末のランチはコースの1種類のみ。「Menu d’Anis 3,800円」で前菜にお魚料理、お肉料理、デザートがお任せででてくるとのことです。
まず最初に出てきたのがバゲット。付け合わせででてきたのがバターではなく「フロマージュ・ブラン」。ヨーグルトより優しい酸味とさっぱりとしたコクが重く、いい組み合わせ。
最初は「ホタルイカとアスパラガスのサラダ仕立て」がでてきました。彩り野菜たっぷりの軽やかな前菜で、ブラッドオレンジのソースにアクセントにパッションフルーツのソースやレバームースも!ワインが飲みたくなりますが、前日の飲み過ぎていたのでこの日は我慢。。
お魚のお皿は「マトウダイのポワレ ふきのとうのフリット添え」。緑色の食材たちが春と夏の間の瞬間をとらえているかのよう。ふきのとうのほろ苦さに、マトウダイの白身で旨さが上品で大人の味がしました。
お肉のお皿は「大山地鶏のロースト」。大山地鶏というと、弾力があるイメージだったのですが、こちらのお肉はびっくりするくらい柔軟になめらかでふっくらとしています。これは素晴らしい食感!付け合わせのグリルされた野菜たちもたっぷり入っており、肉料理といいつつも、軽やかにいただけるのがうれしい。
次はデザートかと思いきや、箸休め?!。出てきたのがボウルにたっぷりのお野菜とお花たちのサラダ。これは素敵な演出の上に、女性には嬉しい一品ですね。
取り分けたサラダにはスプレー式のドレッシングで好みの味に。ちなみにドレッシングは酸味がちょっと強い感じ。よく見たらナッツ類もはいっており、食感も楽しいですね。
デザートはチョコレートムースだったかな。濃厚なチョコレートムースに、チョコなクッキー、そしてアクセントにハチミツが添えられておりました。チップスのような長いものは何とごぼう!最後までしっかりとお野菜をいれてくれるのですね。
野菜を美味しくいただけるという噂は伺っていたのですが、最初から最後まで野菜たっぷりのお皿で本当に大満足!シェフのお料理は華やかさと繊細さが共存しており、心にも身体にも心地がよく癒されます。もっと早くにお伺いできなくってすいませんでした(笑)。次回はワインと一緒に夜のコースも頂いてみたいですね。