フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
代々木八幡エリアはなぜか焼肉不毛地帯。お値段もお手頃で普段使いできる焼肉屋さんってほとんどないに等しいのです。なので、みなさん焼肉をしたいときは渋谷までという方が多いみたい。そんな場所に使い勝手のいい焼肉屋さんがオープンしたと聞き、友人とお伺いしました。
場所はテコナベーカリーから入ったところですがすごく分かりにくいんですよね。以前は韓国料理屋や中華料理屋が入っていて、赤い壁は前のお店のママのような気がします。
まずは飲み物を。生ビールもいいのですが、クラフトビールがあったので、こちらで乾杯。
「常陸野ネストビール ヴァイツェン 880円」
フクロウマークでおなじみのクラフトビールで、酵母由来のクローブやバナナのような香りにスムーズな口当たり。旨味とコクのあるビールって好きなんですよね。
前菜たちをまずはアテに。「ナムル盛り合わせ 780円」
定番ナムルは味のバランスが良く、安定感のある美味しさ。
「キムチ盛り合わせ 880円」
びりっと辛め定番のキムチ、こちらも安定感がありますね。
「LAサラダ」
お肉をいただく前に、サラダでお野菜の補給。わざわざ取り分けていただき、気遣いも素敵です。
お肉ですがオススメの「ネギタン」から。
ネギタンってどうやったらねぎをこぼさずに焼けるんだろう、、っていつも思うんですよね。そんなことを言っていたら、店員さんが焼いてくださることに。
焼き方はねぎののってない面を下にして、半分に折ってねぎを包んだまま焼くようです。これをまたひっくり返して、ねぎがある方は蒸し焼き的な感じですね。
ねぎが落ちずに綺麗に焼いてもらいました。お見事。外は焼き目がついてしっかりと、中はねぎとタンの旨味が詰まっており、ジューシーで香ばしさも感じます。
この後のお肉に合わせて「減農薬サンチュセット レギュラー980円」も。
サンチュをはじめ、えごの葉、スティック野菜、プチトマトなど、お野菜をつまみながらバランスよくお肉に合わせていただけるのがいい。
オススメ肉盛り合わせ（塩）
「厚切タン、ハラミ、リブロース、ランプ」
この日のオススメのお肉たち。厚切りタンはジューシーで甘く、ハラミは赤身でさっぱりと柔らかく、リブロースは脂を楽しむように塩のみで、ランプのジューシーさはわさびで楽しみました。どれも上質でとろけるようなお肉たち。
お肉にはワインを。日本ワインやオレンジワインなど、もう好みのものばかりで迷ったのですが、ここは微発泡ワインを。
「てぐみデラウェアプチ 2300円」
丹波ワインの定番てぐみ。500mlなので、2-3人でシェアでちょうどいいんです。デラウエアの複雑味や果実味、そして酵母感のある旨味、そして優しい発泡のガス感が飲み心地がいい。
オススメ肉盛り合わせ（タレ）
「リブ芯、シンシン、イチボ」
サシの入ったお肉たち、タレの甘みで濃厚にいただきます。どのお肉も上質で美味しい。
そしてレアワインもグラスで開けてもらいました。
「菊鹿シャルドネ」
熊本ワインの限定品。白桃、熟したリンゴ、オレンジの花の香りに軽めのバニラ香も、果実味あふれるフレッシュな味わいで、辛口でなかなかのお味。すっきりといただけ、お料理にも合うタイプ。こういうワインを置いてくれるセンスがたまりません。
最後にタレで「トモサンカク」も追加。
サシの入ったこちらも綺麗なお肉で大満足。
最後はリンゴシャーベットとコーヒーで。
リンゴの果肉感が残るこだわりのあるシャーベットは、甘さも上品ですっきりとさせてくれます。
お肉は上質でお値段もお手頃、お酒のリスト特にワインリストが日本ワインやオレンジワインなどセンスがよくて個人的にはかなりツボでした。 お客さんは早い時間は家族づれやワンコ連れが多く、すでに地元の方が通っている雰囲気ですね。
焼肉不毛地帯にやっといい感じの焼肉屋さんが来てくれました！ここはまたお伺いしたいと思います。