フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
明治神宮前駅を良く利用するので、原宿の竹下口方面までいくことが少なくなったのですが、友人から好きそうなお店があるよと教えてもらったのが、イタリアンバルのALA(アラ)。原宿で食事をする際にお伺いしてみました。
店内はすごく不思議な席の配置になっていて、原宿らしいオシャレな雰囲気。。前菜のアラカルトもディスプレイされていて、インテリアの一部のよう。
そしてこちらのおすすめはイタリアのクラフトビール。なかなか飲む機会がないものが揃っているとのことで、今回はビールから乾杯。「ナツィオナーレ グラス650円」。イタリアのバラディン社のクラフトビール。優しいハーモニーとソフトな口当たり、フルーティな飲み心地がいい。
お料理はまずはディスプレイされていたものから「前菜5種盛り 1200円」ボリューミーなフリッタータ、カポナータ、筍のグリル、人参ラベ、青菜だったかな。お野菜たっぷりでお得な盛り合わせ。
そして春っぽく「砂肝と春キャベツのガーリックソテー 700円」。柔らかいキャベツと砂肝、ガーリックの組み合わせはビールに合います。
ビールの次はワインも。「TERESA RAIZ RIBOLLA GIALLA(テレザ・ライツ・リボッラ・ジャッラ)」。
ブドウはフリウリの土着品種、リボッラ・ジャッラ 100%。レモンのような硬質のミネラルと酸の香り。瑞々しい果実の甘味に、強めの苦味、ミネラル感も強く、しっかりとした辛口。不思議な余韻があるのですが、意外とお料理に合わせやすいワインですね。
ホワイトアスパラありますよとお店の人から。ホワイトアスパラのグリルにホワイトソースとチーズ、半熟卵に生ハムと確かな組み合わせで旬を楽しみます。
ワインを飲んでいてもやはりビールが気になって、またビールに。「Bastola ボトル1300円」。水がきれいなウンブリア州の「flea(フレア)」というブランドのクラフトビール。
Bastolaはドライな力強い味わいで、キャラメルのような余韻を感じるタイプ。
友人は「Federico ll ボトル1300円」を。こちらはフレッシュかつほろ苦い味わい、草葉のような余韻。ボトルの色のように、まさに爽やかなビール。
どちらも水がきれいなのが分かるクリアさを持っていて、例えていうなら北陸のお酒がクリアな印象と一緒なのかも。
そしてメニューに連ねていた串焼きたち。色々種類があって迷っていたら、食べ比べできるよう組み合わせてもらいました。「串炭焼き1本1200円」。私の串には牛ランプ、仔羊モモ、鶏、鴨フィレ、ポルケッタの5種類。お肉はどれもいい!個人的に仔羊と鴨が好み!ちょっとづつ食べ比べできるスタイルもすごくいいと思います。
またワインに戻りお肉に合わせて今度は赤に。「Mas’EST MASI(マゼスト マァジ)」産地はトレンティーノ アルト アディジェ、ブドウはマルゼミーノ・ジェンティーレ、テロルデゴ。
産地もぶとうも初めて組み合わせで予想がつかなかったのですが、シルキーなタンニンとフレッシュな酸味が飲みやすい赤ですね。
パスタは「ホタルイカと菜の花のリングイネ」。ガーリックベースでシャキシャキの菜の花の苦みとホタルイカの旨味に春を感じます。
「ドルチェの盛り合わせ」。ティラミス、パンナコッタ、ガトーショコラ。やっぱり最後は甘い物がほしくなります。
食後はグラッパ。「SIBONA LA GRAPPA DI ARNEIS(シボーナ グラッパ ディ アルネイス)」。ピエモンテ州。クリーンな味わいにアルコールの高さを感じさせないスムーズな飲み口。とてもきれいで上品なグラッパです。
お料理はカジュアルで、ちょっとづつ色々選べるので飲む人にはちょうどいい感じ。お酒はイタリアのクラフトビールとワインがとっても充実しているし、そして何と言っても「肉」のクオリティがいいですね!ちょっとつまむつもりで来たのですが、モリモリといただいちゃいました。
さすが私の好みを良くしっている友人だけあって、カジュアル使いで結構好みなお店。原宿で気軽に飲みたい時に、またお伺いさせていただきます。