2026年7月訪問。
以前からずっと行きたかった金華山へ。3年続けてお参りすると一生お金に困らない、と言われている島です。出羽三山・恐山と並んで奥州三大霊場のひとつでもあります。
船が出るのは牡鹿半島の先端、鮎川。せっかくならこの土地に泊まりたくて選んだのが、島周の宿さか井でした。金華山にいちばん近いホテルで、すべてのお部屋から金華山が見えます。
いただいたお料理

夕食は海の幸がたっぷりのメニュー。運ばれてきた時点でこの量です。
お造り

金華山沖でとれた魚介。甘えびもほっき貝も、身がしっかりしていました。
鮑

どーんと殻付きで登場。ただ私は生がちょっと苦手で、お願いして火を入れてもらいました。快く受けてくださって、ありがたかったです。火を通すとやわらかくなって、これが正解でした。
冷しゃぶサラダ

海の幸が続くなかに、こういう一皿があると嬉しい。胡麻だれでさっぱりと。
鯨の竜田揚げ

何気にいちばん良かったのがこれ。鯨の竜田揚げです。
鮎川はもともと捕鯨の町。1925年に鮎川捕鯨ができて、多いときには町の8割の人が鯨に関わる仕事をしていたそうです。この宿も鯨料理を看板にしていて、どのプランにも鯨の一品がつきます。この辺りでとれているものを、この土地で食べる。そういう一皿でした。
外はカリッと、中はしっかり噛みごたえがあって、レモンをきゅっと絞って。ビールが進みます。
帆立のホイル焼き

バター醤油の香り。ホイルを開けた瞬間が一番いいところです。
穴子の天ぷら

一本まるごと。衣が薄くて、ふわっとしています。
そして〆に穴子ごはん。ここまででお腹いっぱいのはずなのに、これがまた進んでしまう。
あとから知ったのですが、穴子もこの辺りの名物です。宮城のあなごは水揚げ量が全国トップクラスで、「北限のあなご」「牡鹿あなご」と呼ばれています。石巻では特産品にしようという動きも出ています。県内にもあまり出回らないそうなので、地元で食べられたのはラッキーでした。
ボリュームたっぷりのディナーでした。
部屋から見える金華山と、露天風呂

朝、部屋から。目の前が金華山です。
そしてここの露天風呂がめちゃくちゃ気持ちいい。夜と、翌朝と、二回入りました。金華山のご神気が流れてきているような感じがします。
牡鹿半島は、東日本大震災の震源にいちばん近い陸地でもあります(震源は牡鹿半島の東南東130kmの沖合)。そういう場所に立って海を眺めていると、いろいろなことを思います。
朝ごはん

朝は和食プレート。こちらもボリュームたっぷりでした。焼き鮭に卵焼き、小鉢がいくつも。かごに盛られて出てくるのが可愛いです。
チェックアウトしてから、船に乗って金華山へ。
金華山に行くなら、前の日に鮎川へ入って一泊するのがおすすめです。船の時間を気にせず落ち着いて動けるし、何より海の幸と鯨をこの土地で食べられる。参拝とセットで、また来たい宿でした。