フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
年末の慌ただしい中に最後のお仕事で品川へ。そちらでの打ち合わせが終わり、その流れでクライアントとの食事会となりました。私が日本酒や牡蠣が好きなことを知っており、駅前の牡蠣専門店で牡蠣づくしコースをチョイスしてくださいました。
店内はとてもコンパクトですが、センスのよいつくり。9Fで全面ガラス張りなのでとても開放感もありますね。とりあえず1杯目はビールで乾杯!
この日はお任せの牡蠣料理が楽しめる「牡蠣づくしのコース5000円」を注文。まずは先付けの「厚岸産、岩手山田湾生牡蠣2種食べ比べ」。山田湾の牡蠣はさっぱりと、厚岸産はミルキーな味わいを楽しめます。
お凌ぎは「あん肝と白子ポン酢」。両方とも日本酒のお供ですね。かわいいお皿に色とりどりな盛り合わせが目でも楽しめます。
早速ビールを飲み終えて、日本酒へ。日本酒リストには20種類くらいあるようで、品揃えはいい感じ。その中から「大那 特別純米 780円」を。さらりとした辛口の味わいは牡蠣やあん肝にもぴったり!
そして火の通った牡蠣たちが出てきました。「広島宮島産 焼き牡蠣」はシンプルに塩味で。生もよいのですが、やはりちょっと火が入ったものは温かくて旨味もぎゅっとしているので、いくらでも食べれそう。
こちらは「広島県産 蒸し牡蠣」。薬味のネギにポン酢とさっぱり味でいただきます。薬味などで味に変化をつけるのも楽しいですね。
そしてこちらの名物の「トロかつ」。マグロをフライしているのですが、火を通しすぎずに中はレアな状態。お肉とは違い、さっぱりといただけます。
こちらは「広島産カキフライ」。牡蠣といえば、やっぱりフライもいただきたくなりますものね。タルタルソースでいただきました。
日本酒は「天明 中取り 生酒零号 880円」へ。まろやかな旨みがふくらみ、酸味と甘みがの甘酸っぱさがいい。キレもよくプチプチとした微発砲も楽しく、なんといってもふくよかさがおりがらみらしい。このお酒、かなり好みです!
後半のメインのお料理は「牡蠣とフォアグラのロッシーニ」。急に洋風っぽくなりましたが、牡蠣とフォアグラの濃厚な組み合わせに、カラフルな盛りつけがまたいい。なんだかワインも飲みたくなっちゃいます。
〆のお食事もまた洋風。「焼き雲丹のリゾット 生海苔のクリームソース」。クリームのまろやかさに海苔の磯風味、雲丹味ご飯にめちゃくちゃ合う組み合わせ。濃厚なものが大好きな私にとってはかなり好みの味。
コースにはデザートはついていなかったのですが、追加で「パイナップルシャーベットカシス風味」を。やっぱり食後は甘いもので締めたくなるんです。さっぱりと甘酸っぱいシャーベットにカシスの風味がピッタリなオトナ味でした。
年末の仕事納めな方が多かったせいか、この日のお店は満席。やっぱり牡蠣好きが集まるんでしょうね。コースでの牡蠣づくしは牡蠣好きには大満足の内容でした。そしてこちらの牡蠣にはやはり日本酒を合わせるのがオススメ。日本酒好き、牡蠣好きには使い勝手のいいお店だと思いますよ。