mixiのコミュニティ、姉御倶楽部主催の「さよなら歌舞伎座公演」に行って参りました。なんといっても、今年いっぱいの歌舞伎座。昔、東銀座界隈にお客さんがいたので、この辺はよく通っていたのですが中に入るのは初めて。とりあえず、今回は歌舞伎をみんなで見るのと、終わった後に歌舞伎役者さんとの交流会もあり、なかなか面白い会となりそうです。
ということで、まずは早めに来ちゃったので歌舞伎座の外観の写真をば。
で、間近の歌舞伎座はこちら。
なんだかんだしつつ、開場で中に入ることに。さっきまでまばらだったのが、昼の部との入れ替えで、大混雑。少し人が引けるのを待っていたら、人ごみの中に安藤優子さんが和服で中に入って行きました。あまりにも自然だったけど、結構目立っていたぞ。
中に入るのを待っていたら4時半の開演まであとわずか。中に入ると、めちゃくちゃ昭和の香りがする作り。階段は急だし、席はエコノミークラス並みに狭い。中に入って、この建物を新しくするということに納得。これじゃあ、高齢者の方は移動するのにきついよね。そんなことを思いつつ、席に着いてみる。この日は2F席で、ちょうど花道の上。雰囲気はこんな感じ。
、お食事やらを大急ぎでやるらしい。本当に昭和にスリップした錯覚に陥る場所でした。
で、この日みた演目はこちら。
昼の部と夜の部が一緒にのっていますが、私が見たのが「夜の部」。松本金太郎初舞台が売りなのかな。幸四郎、染五郎、金太郎の親子3代の舞台が最初にあって、吉右衛門、幸四郎が主役の演目と続きます。
詳細はこっち
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2009/06/post_43.html
初めてなので、率直な感想を。まず、舞台が開いてビックリしたのが、色彩があざやか。強いライトで舞台を照らしていて、その中でカラフルな着物、白い顔に縁取りが絶妙に目に入ってくるんですね。あと、マイクを全く使っていなくても、舞台全体に響く声。あと、言葉も何となく伝わる。後から歌舞伎役者の方がいっていたのですが、イヤホンを使わなくても、直接の音を楽しんでほしいとのこと。この意味はとても分かります。説明なしで、生の声をその雰囲気を楽しんだほうがとっても面白い。
そんな雰囲気で吉右衛門、幸四郎の演目では、なんといっても舞台の早替えがすごーい。こんな狭いところで、あっという間に舞台設定が変わって、ドリフのように、あるいはコマ劇場のように、舞台が180度変わると、舞台の設定も変わる。それに作りもかなり凝っている。なるほど、伝統芸能で鍛えられた技か!とにかく、役者さんもその周りでサポートしている方も、徹底的なプロなんだ!というのが、改めて実感できた瞬間でした。
長い長いと思っていたのが、アーッという間に過ぎてしまい、終わる頃には「また見たい!」という気持ちにさせてもらいました。すごいぞ、歌舞伎。日本人なのに、今まで見に行かなかったんだろうと思うほど、いいぞ!そんな余韻に浸りながら外にでると、歌舞伎座がライトアップされています。
いそいで帰っても、家についたのが11時すぎ。黒犬のご飯をお預けしていたので、激吠えしてご飯を催促した後、目を開いたままふて寝をしておりました。
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