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【イベント】初めての歌舞伎。めちゃくちゃはまりそう。

mixiのコミュニティ、姉御倶楽部主催の「さよなら歌舞伎座公演」に行って参りました。なんといっても、今年いっぱいの歌舞伎座。昔、東銀座界隈にお客さんがいたので、この辺はよく通っていたのですが中に入るのは初めて。とりあえず、今回は歌舞伎をみんなで見るのと、終わった後に歌舞伎役者さんとの交流会もあり、なかなか面白い会となりそうです。

ということで、まずは早めに来ちゃったので歌舞伎座の外観の写真をば。

道の向こう側からでないと全体が撮れないので、いわて銀座プラザ側からの1枚。岩手のアンテナショップがなぜここにといつも思いつつ、早く来ちゃったので中で少々涼んでおりました。(この日は結構日差しが強く、あつかった。)

で、間近の歌舞伎座はこちら。

本当にあと315日でこの建物がなくなっちゃうんですね。新しい建物は商業ビルになるらしく、この外観の風情がなくなっちゃうらしい。この風情は「歌舞伎らしさ」の象徴なので、なんだかもったいないなあ。。新しくすればいいものじゃないと思うんだけどね。

なんだかんだしつつ、開場で中に入ることに。さっきまでまばらだったのが、昼の部との入れ替えで、大混雑。少し人が引けるのを待っていたら、人ごみの中に安藤優子さんが和服で中に入って行きました。あまりにも自然だったけど、結構目立っていたぞ。

中に入るのを待っていたら4時半の開演まであとわずか。中に入ると、めちゃくちゃ昭和の香りがする作り。階段は急だし、席はエコノミークラス並みに狭い。中に入って、この建物を新しくするということに納得。これじゃあ、高齢者の方は移動するのにきついよね。そんなことを思いつつ、席に着いてみる。この日は2F席で、ちょうど花道の上。雰囲気はこんな感じ。

でも、こうやって席に着くと雰囲気が出て参りました。思ったより舞台は近く、とても親近感がわきますねえ。歌舞伎ってやっぱり大衆演劇なんだなあということが実感できました。それにしても、16時半から9時半までの夜の部の公演って、長い。映画をみる感覚で3時間程度かなと、何も下調べせず参加したのでまずその長さにビックリ。あと、歌舞伎座の中って、食べ物やとかお土産やが思った以上に入っている。どうも演目の休憩時間にお買い物やら
、お食事やらを大急ぎでやるらしい。本当に昭和にスリップした錯覚に陥る場所でした。

で、この日みた演目はこちら。

昼の部と夜の部が一緒にのっていますが、私が見たのが「夜の部」。松本金太郎初舞台が売りなのかな。幸四郎、染五郎、金太郎の親子3代の舞台が最初にあって、吉右衛門、幸四郎が主役の演目と続きます。

詳細はこっち
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2009/06/post_43.html

初めてなので、率直な感想を。まず、舞台が開いてビックリしたのが、色彩があざやか。強いライトで舞台を照らしていて、その中でカラフルな着物、白い顔に縁取りが絶妙に目に入ってくるんですね。あと、マイクを全く使っていなくても、舞台全体に響く声。あと、言葉も何となく伝わる。後から歌舞伎役者の方がいっていたのですが、イヤホンを使わなくても、直接の音を楽しんでほしいとのこと。この意味はとても分かります。説明なしで、生の声をその雰囲気を楽しんだほうがとっても面白い。

そんな雰囲気で吉右衛門、幸四郎の演目では、なんといっても舞台の早替えがすごーい。こんな狭いところで、あっという間に舞台設定が変わって、ドリフのように、あるいはコマ劇場のように、舞台が180度変わると、舞台の設定も変わる。それに作りもかなり凝っている。なるほど、伝統芸能で鍛えられた技か!とにかく、役者さんもその周りでサポートしている方も、徹底的なプロなんだ!というのが、改めて実感できた瞬間でした。

長い長いと思っていたのが、アーッという間に過ぎてしまい、終わる頃には「また見たい!」という気持ちにさせてもらいました。すごいぞ、歌舞伎。日本人なのに、今まで見に行かなかったんだろうと思うほど、いいぞ!そんな余韻に浸りながら外にでると、歌舞伎座がライトアップされています。

やっぱり、新しい建物よりこっちの古いほうがいいかも。中だけ改装してきれいにできないものなのですかねえ。このあとは、場所を移って歌舞伎役者さんとの交流会。私は途中で失礼したのですが、なかなか興味深いお話も聞くことができ楽しい一日となりました。

いそいで帰っても、家についたのが11時すぎ。黒犬のご飯をお預けしていたので、激吠えしてご飯を催促した後、目を開いたままふて寝をしておりました。

そんなこんなで、来月も歌舞伎いっちゃおうかな。

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