食通の方々が集まるというディナーにお誘いいただいたので、先週の土曜日の夜にこちらのイタリアンにいってきました。お店は麻布十番の一番出口をでで路地を一本入ったところにありました。麻布十番でも少し人が少ない側なので、落ち着いてお食事を楽しめそうです。
店内は既に満席で噂通り人気の高さを伺えます。お料理は「本日のお任せコース6000円」を予約済みとのこと。セッティングしてくれた友人は行きつけなので、この日はすべてしきりはお任せ。誰かのおすすめのお店にお伺いするのもとっても楽しいですね。
最初の飲み物ですが、シャンパンよりワインがいい!ということで、「コッリオ ソーヴィニヨン(白)」をチョイス。華やかなで辛口のイタリアワインで乾杯です。
最初にでてきたのが「ゼッポレ」。ピザ生地に青のりを混ぜて油で揚げたもので、ピザとは違うもっちりとした食感がなかなかよいです。
つづいて「バーニャカウダ」。カラフルな野菜たちが黒のプレートに盛りつけられており、目にも鮮やか。サイズも一口大になっていて、おしゃべりしながらつまんでいただくにはとっても食べやすいスタイル。
「フランス産フォアグラとシナモンのジェラート」。スプーンの上に温かいフォアグラに冷たいジェラート&バルサミコソースがのっており、一口でいただきました。フォアグラの素材のよさがわかるのはもちろん、アイスの甘みが意外に合うんですよね。
パンはフォカッチャ、グリッシーニ、クロワッサンがでてきました。自家製で焼きたてということで、どれもアツアツで美味しい。
鹿肉の前菜はレアな鹿肉にまったりソースをかけていただきます。(料理名を聞き漏らしてしまった。。)鹿肉は思ったよりクセはなくさっぱりしているため、付け合わせのトリュフと生ハムとの味のコントラストがまたいい!上品かつ贅沢な一皿です。
「トリュフのオーブン焼き」(こちらも料理名が不明。。)目の前でトリュフを削ってもらうので、とってもテンションがあがります。ココットの中にはホワイトソースに半熟の卵が入っていて、トリュフと合わせていただきます。まったりと濃厚なコクにトリュフの独特な香りが何ともたまりません。卵をここまでゴージャスに変身させたお料理はなかなかないかも。
「モッツァレラとトマトのカプレーゼ風」。こちらはシンプルながら、素材のよさが伝わる一品。ワインに合いますね。
「北海道産子羊のラグーのパッパルデッレ」。幅広のパスタには緑のものが練り込まれている様子。おそらくパセリかな。お肉はじっくり煮込まれていて旨味がソースにでており、それがしっかりとパスタで受け止めている感じ。彩りのインゲンもシャキシャキで何ともバランスのよいパスタ。美味しいなあ。
このあとの料理に合わせて店員さんにワインを相談。あまり重すぎず、でも華やかなのがいいなあというリクエストをしたところ「SANTA SOFIA RIPASSO」を選んでいただきました。飲み心地はとてもよく心地よいアロマが広がるワインで、お料理にもあいます。個人的にすごい好みのワインかも。
そしてでてきたのが「北海道産和牛のタリアータ」。厚切りの牛肉は表面だけ火通してなかはレア。すごくシンプルなんですが、牛肉自体の甘みや旨味がダイレクトに味わえる一品。素材を生かした見た目にもとても美しいお料理。
締めのパスタは「ジェノベーゼ」。お腹の満腹具合で、量をグラムで指定できるとのこと。私は40gで注文し、他の方は10g、30g、50gと好きな量を頼めるのはいいですね。出てきたパスタはこれまた美しく盛りつけ、そして一口いただくと濃厚ジェノベーゼソースがまったりとしていて、パスタとの絡みがちょうど良い。とにかく好みの味で美味しいので、お腹がすいているときにもっとたっぷり食べたかったかも。もうこの時点は40gでお腹がいっぱい。
最後にデザートとコーヒーもいただきます。デザートは5種類くらいから選ぶことができ、クリームチーズのデザートをチョイス。口溶け柔らかでクレメ・ダンジェのようで、ベリーのソースがとってもマッチしています。デザートでさっぱりとしてこの日の食事は完了です。
とにかくお料理たちはすべて美味しくて、そしてどこか親しみやすい。お店の店員さんやシェフは気配り上手の上、本当に親しみやすくって、心地よく食事ができるお店。そんな居心地のよさと美味しい食事と楽しい会話で閉店ぎりぎりまでお邪魔してしまいました。この日は大満足でしたので、今度は是非ランチにもお伺いしたいですね。