だんだんと秋っぽくなってきて、お鍋もいいかなと思い、しゃぶしゃぶが美味しいと噂のお店にいってきました。
こちらの「つゆしゃぶ CHIRIRI(ちりり)」さん、虎ノ門の駅からすぐなのですが、入り口が大通りに面しておらず細い路地から入り、やっと入り口の看板を見つけることができました。
中にはいると落ち着いた雰囲気で、和服の女性が出迎えてくれます。そしてなんとこちらのお店、全室個室ということでなんだか接待されるようなお部屋に。少し緊張しますね。本店が京都にあるということで、虎ノ門にいるのに京都にきたような雰囲気があってなかなか落ち着きます。
予約でお願いしてたのが、「つゆしゃぶ会席 伊吹(いぶき) 6,800円」。すでにしゃぶしゃぶ用の紙鍋もセッティングされ、期待が膨らみます。
ということでまずはビールで乾杯!切子のグラスがなかなかおしゃれですね。まず最初にでてきたのが、八寸。秋仕様で季節を感じさせてくれる先付け。こういうきれいなお料理は女性は大好きですよね〜。目で楽しみながらいただきました。
次に出てきたのが、お造り。縞鯵(しまあじ)はあぶらがのっていて美味。鮃(ひらめ)はも美味ですね。しゃぶしゃぶと思っていたので、こんなに美味しいお魚がいただけるとはやはり料亭、クオリティが高いです。
さてまちにまったメインのつゆしゃぶです。豚バラとお野菜がたっぷり。これを紙鍋でしゃぶしゃぶして、特製のつゆと刻みネギたっぷりでいただきます。つゆはめんつゆのようなお味でしゃぶしゃぶしたお肉とお野菜とネギと一緒にいただくと、なんともあと引く美味しさ。ヘルシーでいくらでも食べられそうな錯覚に陥ります。
やはりポイントはこちらのネギ。数本刻んだと思われる量が大きな器に入っておかれており、店員さんも「みなさんおかわりされますよ」などといっておりました。さすがにおかわりはしませんでしたが、しゃぶしゃぶと一緒にたっぷりネギもいただきました。
たっぷりしゃぶしゃぶを味わった後にきたのが、炊き合わせ。こちらも料亭っぽく上品なお味でした。
その後に〆のお寿司とお蕎麦。お寿司は鯛の握り。見た目からピカピカしている鯛はやっぱり美味しい!
お寿司の後はおそば。しゃぶしゃぶしてうまみが出た煮汁を再度沸騰させ、その中で乾麺をいれてゆでてくれました。最初はびっくりしましたが、食べてみるとなかなか悪くありません。お店の方もいっていましたが、このゆで方はお客さんからも賛否両論とのこと。個人的には嫌いではありませんでしたよ。
食後のデザートは焼酎のカクテルゼリー。ざくろやパイナップル、西瓜など少し夏の名残がある甘味でした。
なんだかコースを全部いただいて気づいたら3時間。1品づつ和服のお姉さんが持ってきてくれて、なんだか京都の料亭に来ている気分で思った以上にゆったりと優雅にお食事を楽しむことができました。
そんな雰囲気なのでお姉さんともいろいろとお話することができました。個室でお店の雰囲気から接待に使われることが多いらしく、9割が男性客とのこと。なので女性のお客さんがくるとうれしいといっていました。
目でも楽しめるお料理や器、お野菜たっぷりのしゃぶしゃぶはどちらかというと女性客向けじゃないかな。ちょっと敷居が高い雰囲気はありますが、しっぽり個室で女子会というのもいいかもしれません。ゆったりお食事を楽しみたいときにまた来たくなるお店だなと思いました。
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