フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
2020年8月訪問。
妹と久しぶりの会食。以前、妹がオススメしてくれていたお鮨屋さんにお伺いしました。
こちらの大将は高田馬場の「鮨源」にて21年修行され、2017年に独立。長年の経験に裏付けされた職人技で固定ファンも多く、目白界隈では貴重なお店なのではないでしょうか。
夜のコースは3タイプありますがアラカルトも可能。今回は一番お安いコースにお好み握りを追加してもらいました。
つまみ3品+握り9貫 11,000円
つまみ6品+握り10貫 18,000円
つまみ7-8品+握り12貫 20,000円
お通しは「石川県輪島のクロモと紫うにそばつゆ仕立て」
海藻の黒にウニの黄色、マイクロトマトの赤とカラフルで目にも華やか。
お造りは「星カレイ、つぶ貝、石垣貝、鰹」
鮮度の高いピカピカのカレイは食感と旨味がたまりません。カツオも脂がのって美味。
貝類もコリコリとした食感がたまりません。
ノンアルでいこうかと思っていたのですが、やはりお寿司には日本酒が似合う。
「米鶴 超辛 純米大吟醸 雪女神」
米の旨味を感じながらも、辛口ゆえキレも良い。お魚にぴったりと寄り添う感じ。
焼き物は「太刀魚」
脂の乗った太刀魚は皮目パリッと焼きあがっており、肉厚で美味しい。
添えられた銀杏も香ばしく、焼きのうまさを感じられます。
そして「毛ガニととうもろこしのすり流しの冷製茶碗蒸し」
滑らかなすり流しの中から、想像以上にたっぷりの毛ガニが入ってました。
贅沢な毛ガニにとうもろこしのすり流しがソースのように絡んで、良い塩梅。
箸休めに玉子焼とガリ。
この後握りをいただきます。
「クエ」
透明で上品な白身は噛むごことに上質な旨味が広がります。口の中でハラリとほどける赤酢が効いたシャリが素晴らしい!
「鯵」
臭みは一切なく、脂ののった旨味を心地よく味わえました。
「カンパチ」
上品な旨味にほんのりピンク色のネタが可愛い。
「白いか」
重厚でねっとりとした食感をシンプルに塩で。
「マグロ赤身」
まずは赤みでマグロの旨味を堪能し、
次に「マグロ中とろ」でマグロの脂の旨味を楽しみます。
「新子」
丁寧に仕事をされた新子たっぷりの握り。酸味と旨味の共演ですね。
「キンキ炙り」
皮目を炙りほんのり温かい握り。ほっくりと口の中で解け、美味しさが広がります。
「箸休めの漬物」を挟んで、
「うに二種盛り」
北海道産のバフンウニとムラサキウニだったと思います。
美しく新鮮なウニ、それぞれの旨味が楽しめます。
「いくら」
プチプチの食感と程よい旨味と塩味。美味しいいくらはシャリと一緒にたくさん食べたくなりますね。
「車海老」
大振りの車海老は肉厚で口の中がいっぱいに。噛むごとにエビの旨味が広がります。
「穴子」
ふんわりと焼き上げたアナゴは香ばしさと甘さが口の中で溶け出します。
一仕事終えた大将。おつまみから握りまで、安心感がある内容でした。ちなみに赤酢のきいたほろほろ解けるシャリはかなり好みでした。
お魚の目利きも職人技の仕事はもちろんのこと、お客さんに合わせての臨機応変の対応が素晴らしい。大将のお人柄も人気の要因なのでしょう。食べ慣れた人はもちろん、あまり食べ慣れていない方も色々提案してもらえるので、気兼ねなくカウンターに座れるお店だと思います。
ちなみにこの日は私たちを含めて2組のみで、もうひと組みは常連さんのようでした。コロナ対策で人数制限をされているので、お伺いする際には事前に確認してくださいね。
目白で美味しいお鮨をいただきたい時にオススメです。
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目白 鮨おざき (寿司 / 目白駅、雑司が谷駅(東京メトロ)、鬼子母神前駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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