フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
現在はコロナの影響で食べ歩きは控えておりますので、過去の訪問記録を少しずづアップいたします。(お店の訪問は2020年3月)
京都2日目のランチ、行きたいお店がしまっていたので、老舗のこちらにきてみました。
店内は店内は座敷を中心として取り囲むような席となっており、とても不思議な造りですね。
いつもは混んでいるのかもしれませんが、この日はコロナの影響でほぼ貸し切りでした。
少し愛想がない女将さんが機械のようにお弁当の説明と味噌汁の説明をしてくれました。
友人たちと一緒にお伺いしたので、お弁当以外にも注文してみんなでシェアすることに。
「利久辨當(利休弁当)2400円」
お弁当は半熟玉子、シャケ、若鶏、酢味噌和え、たけのこ、かやくご飯、
白味噌仕立てのお味噌汁(豆腐)と色々いただけていいですね。どれも丁寧な仕事で老舗の味といった感じでしょうか。全体的に甘めの味付けで、特にお味噌汁は甘いお味噌。これが京風なのでしょうね。
ちなみにお味噌汁の具材は通常だとお豆腐ですが、他の旬の食材への変更も可能。
友人たちはたけのこやかきに変更していました。
3月旬だった「若竹煮」。
とても上品なお出汁にほくほくのたけのこ、そしてわかめとグリンピース。
素材を楽しめる一品です。
「あなご丼 1500円」
上品に煮込まれたあなごはふっくらとしていて、ホロリと口の中で解ける感じ。
「鯛めし丼 1600円」
鯛がふわふわのそぼろ状になっており、口に入れたら溶けるような食感で繊細なんです。料亭の仕事が垣間見れる、かなり手間暇かけた一品。お弁当もいいのですが、この鯛めし丼はかなりいいと思います!
どのお料理も丁寧で美しく、上品な美味しさを感じることができました。
京都らしいランチを体験したい時にオススメです。