フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
こちらのお店の常連さんからお誘いいただき、お盆の特別企画「シチリアワイン生産者アルベルト・グラーチさんのワインを楽しむ会」に行ってきました。
テーブルの先には生産者のアルベルト・グラーチさん。関係者と一緒に食事を楽しんでおります。
ちなみにワインは白から赤まで7種類ほどをバイザグラスで自由に頼んで楽しむスタイル。
火山帯エトナの土壌から生まれたGRACIワインは、全体的にミネラル豊富で爽やかでかつクリアでお料理にも合わせやすい印象。
最初にいただいたののはロゼの「Etna Rosato」グラスで。フルで500円、ハーフで300円との破格。(安い、、大丈夫?)
葡萄は土着品種のネレッロ・マルカレーゼ。しっかりした輪郭、ベリーやアセロラをイメージする上品な果実味、そしてミネラル感が心地よい。
お料理はシェフのお任せコースで。
シチリアの郷土料理をシチリアワインで自分好みのマリアージュで楽しみました。
STUZZICHINO
「ウニのブルスケッタとレモンのサラダ」
ウニをブルスケッタにするとは、贅沢ですね。レモンサラダは赤タマネギにシナモンと爽やか。
ZUPPA
「乾燥そら豆のズッパ」
見た目は珍味のようですが、豆です。豆の旨味がぎゅっと戻った味で、皮の食感がまたいい。
ANTIPASTO
「フィノキエット団子」
「本鮪のカルパッチョ」
「つぶ貝のルチアーナ風」
「赤海老のパン粉焼き」
「メカジキのインボルティーニ」
こういうちょいちょいつまめるアテはワインを楽しむ時にはありがたいですね。魚介中心なので爽やかな白やロゼがピタッとくる。
PASTA
「ズッキーニのメッツィパッケリ」
食べ応えのあるパスタにはズッキーニの爽やかなコクと旨味を纏って。夏を感じます。
「豚顔肉のパスタ アルチェッポ」
こちらは豚肉の旨味と甘みがしっかりと感じられ、それでいてどこかシンプル。
GRANITA
「桑の実のグラニタ」
甘酸っぱいグラニタでお口直し。
SECONDO
「牛モモ肉のピッツァイオーラ」
牛肉はトマトとオリーブオイルと素材を生かしたシンプル構成。
DOLCE
「レモンタルトシチリア風」
シチリアといえばレモン!さっぱりとした酸味とタルトのしっかりとした感じが、素朴で懐かしい味。
そして食後のコーヒー。
お任せコースはどこか素朴でホッとするものばかり。小皿料理と言いつつも、しっかりとお腹いっぱいいただきました。
食事中、ワイン生産者のアルベルトさんがみんなのテーブルを回ってくれて、ワインのことなどをフランクに話してくれました。まさにイタリアの食堂にいるかのようなアットホームで陽気な雰囲気。
肩肘張らないお料理にワイン生産者さんとのナチュラルな交流と楽しいひとときでした。
またこういう会があれば参加したいですね。
ご参考:
この日いただいたGraci(グラーチ)ワインのリストはこちら。
https://terravert.co.jp/winery/italia/sicilia/graci/