フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
週末ランチ、豪徳寺にある気になるお寿司屋さんへ。
ちなみに気になるお寿司屋さんには最初は一人で行くのが好きなんです。
2019年5月にオープンしたばかりですが、カウンターにはご近所と思われる常連さんたちでいっぱい。ご年配の方も多く、地元に愛されている感じが伝わってきました。 それにしても九谷焼の黄色いお皿がとても可愛らしい。
ランチは事前に「あじさい」4,000円 を予約済み。他にも「あさがお」2,500円、「ゆり」6,000円があり、色々選べるのもうれしいですね。
まずは瓶ビールのスーパードライで喉を潤します。
最初はおつまみから。
「ホタテの茶碗蒸し」
ホタテの出汁が効いた茶碗むしに具材はゴロゴロとしたホタテとイクラ。ホタテの旨味がたっぷりと楽しめる一品。
そして「ブリのたたきと焼きナス」。
バーナーで炙ったブリは香ばしさのなかに旨味を閉じ込めています。ひんやり玉ねぎと焼きナスをさっぱりとポン酢で。
この後は握りに。カウンターを見るとシャリは2種類。赤酢と白酢を使い分けて握っているとのこと。
「イシガレイ」
旬のイシガレイはキモと一緒に。さっぱりとコリコリした食感がたまりません。
「アジ」
新鮮なアジに生姜を少し乗せて。旨味がしっかりとこちらも旬の味。
「中とろ」
宮城県産の中とろ。赤身と脂身のバランスが良く口の中でホロリと旨味が広がります。
「バイ貝」
おつまみのイメージがあったのですが、コリコリの食感と貝の旨味が握りのシャリとも合うんですね。
「水だこ」
能登産の水ダコ。クリアで透明感のある味とタコならではの歯ごたえ。
「車エビ」
肉厚で見事な車エビ。甲殻類の旨味でいくらでも食べられそう。
「ウニ」
北海道産のウニ。海苔がない分、濃厚な旨味とシャリがシンプルに伝わる味です。
「白エビ」
こちらはリクエストをして。北陸といったらやっぱり白えび。ねっとりとした食感に甘い旨味がたまりません。
「のどぐろ」
軽く炙ったのどぐろは、脂がしっかりと乗っていて濃厚かつ香ばしい。お代わりしたくなる!
大将のご実家が農園とのことで、お野菜は無農薬でとれたて。
ちょうど枝豆があったようで、最後にゆがいたものを少しいただきました。
豆の味の濃さと健康的な食感が美味しい。
「イカの手巻き」
手巻きはイカで。さっぱりとしつつも、イカの旨味が楽しめる手巻き。
「シジミのすまし汁」
優しくシンプルにシジミのエキスが染み渡ります。
北陸の漁師さんから直接仕入れているネタはどれも新鮮でクリアな味わい。
品があって、そしてシンプルだけど美味しいお寿司たちでした。
大将やお店の方は本当に気のいい方たちで、ご年配のお客さんのサポートがとても丁寧で優しい。なんだかこちらまでほっこりできる雰囲気が本当に素敵だと思います。
日本酒のペアリングもあるようなので、今度は夜にゆっくりとお伺いしたいと思います。