フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
自宅から代々木上原に向かう途中、以前はofffというビストロが入っていたのですが、その後に新しいお店が入っていました。しかし遅い時間に通るとやってないし、いつやっているんだろ?とちょっと不思議に思ってました。
そんな気になるお店、先日ディナーで訪問することができました!
店内はofff時代と同様の内装で、センスの良い居心地良い空間。
お料理はコースのみで4200円全15品。そして大きな特徴はフィンガーフードで、手でいただけるそう。
あまりイメージが湧かなかったのですが、ピンチョスや前菜的な感じなのかな?
ドリンクはペアリングもありましたが、この日はアルコール控え目にしたかったのでビールで乾杯。
「Edamame Beer」
ビールのジュレと枝豆のグジェール。さっぱりとしたグレープフルーツとコリアンダーにジュレは爽やかで、枝豆と一緒に合わせて楽しみます。
「Caprese Kiss」
モッツァレラチーズにトマトとバジルと味わいはイタリアン。手を使わず、そのまま丸っといただきます。
「Chicken Aisai」
見立ては紫陽花、バロティーヌの上にはシャンパンとビーツのエスプーマ。
「Paprika 3pieces」
3色のパプリカを味わえるプレート。クレマカタラーナ、ピロシキ、スムージと温度も食感も違う3品でパプリカを存分を味わいます。
「Asari Garlic」
アサリとフレゴラ ボンゴレ・ビアンコ風。こちらもイタリアンなニュアンス。葉物で包んでいるので手に取って食べやすい。
「Baby corn Shake」
焼いたヤングコーンが出てきました。
これを紙袋に入ったオニオンチップスとチーズでシャカシャカします。味はしっかり目でビールが欲しくなる味!
「Pork Watercress」
インパクトのある子豚の頭蓋骨とともに出てきた豚肉料理。
豚舌と豚足の煮こごりにジャガイモのローストとエシャロットと合わせていただきます。食べやすいサイズでワインのアテにもぴったり!
「Sardine Oume」
ジューシーなイワシのフリットに青梅ジャム、新生姜に紫蘇と薬味でさっぱりといただきます。
「Lamb Herb」
仔羊の香草パン粉焼き。柔らかいお肉でパン粉で旨味をぎゅっと閉じ込めています。仔牛の骨はピック代わり。
「Shrimp Nuts」
カッペリーニ担々麺風。ゴロゴロしたエビにナッツのコクのあるソース、オレンジオイルの爽やかさ。さっぱりとしつつも旨味たっぷりで、好み!流石にこちらは箸でいただきます。
「Bing cherry Wasabi」
アメリカンチェリーの飴細工。中になんとわさびのアクセント。ちょっと不思議な味わいに。
「&piece」
メロンアイスとガレット。店名に合わせてパズルのピースに見立てて。お皿もちょうどアイスを乗せるところだけ空いているという、こだわりよう。
「Edamame The fast tea of the season」
ずんだ白玉 新茶のパウダー。このちょっと前にずんだの話題を話していたので、まさかずんだスイーツが出てくるなんでびっくり。
テイクアウトもできるフィナンシェもいただきました。
ちなみに予約販売でバスクチーズケーキもあるそうです。販売場所は以前offfの隣にあったお花屋さんの場所で販売されています。
個性的で挑戦的なコースを作るのは、ロブションやロオジエ、ラフタルと名店で修行された山岸シェフ。
一部手で食べるのを躊躇するものもありましたが、15品それぞれ個性と工夫があり、最後まで楽しめました。
今度はワインのペアリングをかっちり試してみたいと思います。
新感覚のフィンガーフードなフレンチを楽しみたい時にオススメです。