フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
以前お伺いしたことのあるビーガンカフェの「BLUETREE」。同じ場所で夜はフルーツをメインにしたビストロがオープンしたときき、お伺いしてきました。
店内もそのままですが、フルーツのカラフルなオブジェが飾られていて可愛くなっています。昼は今まで通り「BLUETREE」でビーガンのメニューをいただけるようです。
最初はフルーツワインで乾杯!
「ピーチ & マンゴー・ヴィタヴィーノ 650円」
ピーチ、マンゴー、オレンジが入ったカクテル風な微発泡ワイン。アルコールはあまり感じられず、ジュースのような味わい。お酒が苦手な人でも飲めちゃいますね。
メニューにはフルーツを組み合わせたお料理たちばかりで、選ぶのがとても楽しい。気になるものを色々頼んでみました。
まずは「苺のスープ マスカルポーネと生ハムのムース 630円」。
いちごのピンク色がラブリーで可愛いスープ。マスカルポーネのミルキーなコクといちごの甘酸っぱさの組み合わせがバランスがいい。
「サーモンのミキュイと緑のタルタル 780円」
サーモンにはキウイの組み合わせ。しっとりとした半ナマのサーモンに甘みのキウイ、そして食感のキュウリと味と食感のバランスも楽しい。オレンジと緑のコントラストも華やか。
「ビタミンサラダ 830円」
ルッコラや水菜に生ハム、いちご、オレンジ、マンゴーの組み合わせ。フルーツの甘さと酸味、生ハムの旨み、野菜の爽やかさで、元気になるそんなサラダ。
そしてこちらのスペシャリテ「林檎に詰めたイベリコ豚のラグー 1,280円」。
オープンしたばかりなのに、テレビで紹介されたのだそう。ローズマリーを茎に見立てたりんごの中にはたっぷりのラグーが!
上手にりんご中をくり抜いて、ラグーを入れているんですね。りんごの甘酸っぱさとお肉の旨みが融合して、なんとも言えない上品で爽やかな味わいに。見た目の可愛さとしっかりした味のバランスはまさに病みつきに。フランスの郷土料理的なニュアンスもあって、奥深い。
この日はアルコールは控えめにしていたのですが、全体的にワインに合うお料理なので1杯だけいただくことに。
「オーシエール シャルドネ 800円」
ラングドック・ルーションの白ワイン。柑橘系やトロピカルフルーツの香りに、白い花のニュアンス。上品でフレッシュな辛口ワイン。
「海老のベニエ マンゴーマヨネーズソース 680円」
サクッとふんわりした衣の中にはプリプリのえび、ソースはマンゴーの甘みとまったりマヨネーズ。マンゴーとエビも合うんですね。
食後のデザートも充実しているようなのでいくつか選び、一緒にコーヒーも注文。ちなみには「BLUETREE」のオーガニックなコーヒーをいただけるのが嬉しい。
「ハウスブリュー 450円」
ハワイから豆を取り寄せているコーヒーで、カップにたっぷりと惜しみなく入ってこのお値段はかなりお得な気がします。
「プリン・アラ・モード 580円」
フルーツをたっぷり盛り合わせたプリン。今流行りの硬めのプリンではなく、スムーズな舌触りの滑らか系。個人的には硬めより柔らかい方が好みなので、このプリンはかなり好きですよ。フルーツもたっぷりで見た目もバッチリ。
「苺のクロカンブッシュ風 580円」
こちらは苺と焼きメレンゲ、カスタードクリームをこんもりと盛り合わせ。甘さも控えめで甘酸っぱさが引き立つスイーツ。
そして「フルーツポンチ 580円」。
シャンパンを使ったゼリー寄せを丸くくり抜いて、フルーツポンチにしたもの。初夏にぴったりな爽やかな組み合わせ。
見た目も華やかなフルーツたっぷりのお料理を堪能しました。フルーツの酸味はお料理に組み込むと爽やかで軽やかでとても食べやすくなり、その上ヘルシーなのもいいですね。できればもっとナチュール系のワインを入れてもらえると、お料理にぴったり合うのでより食事も楽しめると思います。。
シェフはとても一生懸命な方で、これからも季節のフルーツで試行錯誤されるそう。その熱意もすごく好感が持てたので、また夏のフルーツが出たら再訪してみたいです。それまでにワインのラインナップが好みになっていることを願ってます!
KAJITSU DE PARIS (ビストロ / 神泉駅、渋谷駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8