フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
西五反田エリアにある「ITAMESHI」。いつもはコース料理のみなのですが、今回カジュアルペアリングの会をするとお聞きしていってきました。
今回のワインはパドヴァのビオディナミ生産者「アッラ・コスティエッラ」のワインにヴェネチア料理を合わせた「アッラ・コスティエッラ×ヴェネチア料理の会」。
立食形式なので、5杯×5品で4000円とかなりお手頃。ワインは1杯60ml、お料理は小皿でと書いてあったのですが、ふたを開けてみたら食事のボリュームもしっかりと大満足。当日はこのようなテイスティングカードにチェックをいれて、1つづつワインとフードを楽しみました。
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ペアリングその1:
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●コルフォンド(プロセッコ)フラテッリ コラーヴォ ※こちらのみ生産者は別とのこと。
グレラ90%、ビアンケッタ・トレヴィーゾ5%、ぺレーラ5%
●タピオカミルク
ポッシェした広島産の牡蠣、ワインヴィネガーで作るドレッシングでマリネしたタピオカ、ほど良い甘みと酸味のフルーツトマトのムース。
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ペアリングその2:
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●ビアンコ・コスティエッラ(白ワイン)アッラ・コスティエッラ
タイビアンコ、モスカートビアンコ、セルプリーノ
●インサオール
特産品である玉ねぎ、干し葡萄、松の実で作るマリネ料理。今回は宇和島のマメアジを使っており、粉をつけて油で揚げて、マリネするヴェネツィア伝統料理。
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ペアリングその3:
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●リフレッシ(ロゼ)アッラ・コスティエッラ
メルロー、ラボーゾ
●ネーリディセッピエ
コウイカの墨煮に、トラディショナルなヴェネツィア料理に北イタリアの定番ポレンタ。
イカ墨のコクと旨味に、トウモロコシの甘味が何とも言えない組み合わせ。全然小皿ではなくしっかりした1品料理なので、ワインが足りなくなってしまいました。(笑)
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ペアリングその4:
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●カルメネーレ(赤ワイン)アッラ・コスティエッラ
カルメネ-レ 100%
●クロスティーニ
ヴェネツィアの伝統料理にレバーを使った料理があり、今回は薄く切ったバゲットをカリっと焼いてペーストにしたレバーを添えています。やわらかい味わいに黒コショウのアクセントが印象的。
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ペアリングその5:
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●ビアンコーネ(オレンジワイン)アッラ・コスティエッラ
タイビアンコ 100%
樹齢70 年以上のタイビアンコを用いたオレンジワイン。今回一番興味があったワイン。
熟れたフルーツの香りがあり、ジンジャーやナッツなどのユニークニュアンス。しっかりと詰まったコクのある果実味とたっぷりとした旨味があります。これは魚介系や軽めのお肉、また和食などにも合いそう。
●牛肉のカルパッチョ
カルパッチョは、ヴェネツィアにある「ハリーズバー」が発祥の地。低温でローストして、定番のマッシュルーム&マスタードマヨネーズを再現。
セットのペアリングはこちらで終了。足りない方には追加オプションでグラスワインやフードなどもいただくことができました。
「カバジェロ・メディエヴァル テンプラニーリョ」
程よい熟成感がなめらかで心地のいいワイン。追加でいただきましたが、かなり好みの味わいでした。
近所なので同僚も来てくれました。コース以外でもグラスワイン1杯とフードで1品でもこの日はOK。
イタリアトスカーナのワイン「スカラフォーネ モンテクッコ ロッソ」とパテカンを楽しんでました。
これで5杯×5品で4000円とはかなり大満足!着席が多いワイン会ですが、今回は立食ということもあり見知らぬ隣同士で仲良くなったりと、カジュアルでとてもアットホームな雰囲気がまた良かったです。
今後もこのようなワイン会を定期的に開催されるそうなので、気になる方はFacebookをチェックしてみてくださいね。
https://www.facebook.com/itameshi2018/