フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
大好きなナインストーリー、なんと2019/2/28で閉店とのこと。慌ててシェフに連絡をとって週末のランチになんとかお伺いすることができました。
最後ということで、ミルフィーユを求める方で満席。ですが、私はこちらのお料理の方が好きでした。繊細ながらもしっかりとしたフレンチの基本が根付いてて、ワインとの組み合わせが楽しいお料理。ラストはメインをジビエのコルヴェールにアップグレードしてワインは持ち込みで。
南アフリカの白ワイン、「Lammershoek Fanfare」
輸入元のアフリカンブラザーズとラムズフックのコラボワイン。葡萄はシュナン・ブラン、さっぱりと爽やかな印象。
「ホタルイカ/もち米」
旬のホタルイカとホタルイカのビスク。同じ食材を違うタイプで味わえるアミューズは食事のスタートにもぴったり。
「うすい豆/カリフラワー」
豆の旨味と甘みがシンプルに楽しめる一品。繊細な味わいが体にじんわり染み込んできます。
「自家製パン」
焼きたてのパンの香りが心地よく、それだけでワインが進みます。
「La Cave de La Reine Jeanne Côtes du Jura Chardonnay」
複雑味のある果実とスパイスの香り、スモーキーさもあり。ミネラル感もあり余韻も長く、味わいが楽しいワイン。
「サーモン/ホワイトアスパラガス」
スモークサーモンのコンフィとホワイトアスパラ、菜の花、柑橘などまさに春を感じる一皿。ソースも2種と食べる組み合わせで色々な味に変化していきます。
コルヴェールに合わせて持ち込んだのは、ボルドーワインの「MERVEILLE」。
祝福のために生まれたワインとして特別にアッサンブラージュされたもの。葡萄はメルロー45%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン25%。亜硫酸不使用でカシスの香りやバニラの香り、スムーズなタンニンと繊細でフルーティーな味わい。
「コルヴェール/サルミソース」
レアなコルヴェールにサルミソース、そして黒トリュフととても王道。シェフは繊細なものも得意ですが、こういう王道のジビエ料理もお得意なんですよね。ランチからしっかり贅沢をさせてもらいました。
ワインとジビエのマリアージュ。やっぱりジビエにはワインは必須です。
食後はコーヒーで。シェフともちょこちょこお話しできましたが、この後もミルフィーユを求めるお客さんが大勢いらっしゃっていて、お忙しそうでした。
ランチではミルフィーユまでたどり着けなかったのですが、 テイクアウトでお持ち帰りして次の日にいただきました。自分で苺を乗せてあのナインストーリーズの味を自宅で堪能できるのは、嬉しい限り。
ミルフィーユ、食べ損なったなあと思われた方、閉店後もインスタで出張やテイクアウトなどをされています。気になる方はチェックしてみてください。
https://www.instagram.com/millefeuille_yuma_ishizaki/
残念なお知らせでしたが、またシェフのお料理に再会できることを心より願っております。
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昼総合点★★★★☆ 4.0