フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
近所なのにお伺いしそびれていた笹塚の兎屋さん。今では日本酒好きの間では有名なお店になっています。そちらの息子さんこと初代Mr.SAKEの店主が日本酒のお店が五反田にあり、ずっとブックマークをしておりました。今回お誘いをいただき、やっとお伺いすることができました。
お店は少し分かりにくいのですが、今のオフィスからはかなり近い。外に出ている看板が目印です。
今回は幹事さんが8人で予約してくれたので、奥のテーブル席で。半個室の感じでグループにぴったり。
「個室貸切プラン 7000円」
お任せのお料理に日本酒を合わせていただきます。 テーブルの上にはすでに「お通しお重」がセッティングされております。
乾杯は「天吹 ぴんくれいでぃ」で。ロゼの日本酒で色がとても綺麗なのですが、ここに炭酸を入れてスパークリングに!炭酸なしももちろん飲み比べできたので、違いが楽しめます。個人的には炭酸入りの方が飲みやすくなって好みでした。
「お通しお重(小鉢4種盛り)」
明太子のポテサラ、古漬け、酢漬けのお漬物、クリームチーズ?だったと思います。比較的味が濃いめの日本酒にあうアテたち。
日本酒は次々と出てきます。
「肥州鍋島」
有名な鍋島ですが、地元でしか流通していないお酒とのこと。フルーティですが酸やキレが綺麗な味で好み。
「花の香 純米大吟醸 桜花」
山田錦を50%まで磨いた純米大吟醸。クリアで上品な味わい。
ミニお椀は55%まで磨いた酒米を使ったおかゆ。通常のお米と違い、粘度は低くするりと軽やかな口当たり。これちょっと反則でしょう。
「竹の園 ぱんだ祭り 純米吟醸 一回火入れ」
ラベルがとっても可愛らしいひやおろし。スッキリした中にも適度な旨味で食中酒にぴったり。
「肥前蔵心 特純超辛口」
麹米に雄町、掛米にきたしずくという組み合わせで、スッキリ辛口の中にも雄町の丸みもあるお酒。
「珍味盛り合わせ」
鮭ゴルゴンゾーラとチーズの味噌漬けと味が濃いめのアテを2種類を懐かしのミルクせんべいにつけて。
「すき焼きコロッケ」
こちらのスペシャリテ。中からオランデーズソースがとろりと。どこか親しみのある味にバランスの良さを感じます。
「庭のうぐいす おうから」
本醸造で+15とスッキリと辛口。ぬる燗にするとより好みになりそうです。
「六十餘洲 純米吟醸 雄町」
雄町らしい旨くて甘い味に、米の旨味と程よい酸があって飲みやすい。
「燻製柿の種」
スモーキーな味わいはいつもの柿の種よりずっと大人っぽい味に。
「越田商店の鯖の高温コンフィ焼き」
脂ののった鯖はジューシーでこれもお酒が進みます。
「福田 純米山田錦 辛口」
フルーティーなのですが、スッキリとした酸で食事にもすごく合います。
「ラムと三種の香草餃子」
なんとここで餃子。ラム肉の旨味にパクチーなどの香草やスパイスも入っているのかな。ちょっとエスニック風で面白いですね。
「旭菊 生酛純米」
生酛造りのお酒はやっぱり燗で。しっかりとした旨味とすっと体に馴染む喉越しで、気持ちのいいお酒。
「馬肉」にもろみ味噌だったと思います。
柔らかいお肉はレアの火入れで、味噌の旨味でシンプルに味付け。お酒に合いますね。
お酒、もう少しありませんか?といって出してもらった「寿」。
開店祝いでいただいたもののようで、鶴亀ラベルに寿の文字。しっかりと骨格のある味わい。
「若波 純米吟醸」
バナナの香りに甘みと旨味、上品な酸が柔らかく口の中で広がります。これはかなり好み。
「結城うどん」
太すぎず細すぎないおうどんはコシもあり、つるりと喉越しがいい。優しいお出汁ですが、カラスミやもろみ味噌がお酒を飲んだ味覚をきちんと刺激してくれます。
「酒粕のアイス」
甘すぎないお酒の旨味もあるアイス。スッキリ最後までお酒味。
そして本当の締めは十四代を少々。久しぶりに飲んだけど、やっぱり美味しいな。
この日は九州エリアのお酒を中心にいただきました。ちなみにこちらのお店は日本酒がメインで、お料理は酒のアテ。なので量はありませんが、お酒の良さを楽しむにはちょうど良いバランスだと思います。店主も日本酒に詳しく、とてもフレンドリーで気持ちよく楽しむことができました。オフィスからも近いので、今度は一人でもふらりとお伺いしてみたいです。おひとりさまでもグループでも、日本酒好きの方にオススメです。
関連ランキング:居酒屋 | 五反田駅、大崎広小路駅、不動前駅
SAKE story (居酒屋 / 五反田駅、大崎広小路駅、不動前駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8