【赤坂】すし晴@手間をかけたネタとシャリの美味なバランス。今年一番に出会えたかも!

フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。

西麻布の人気店「すし天」出身の店主が2018年6月に独立してオープンした「すし晴」。かなりいいよ!という噂をきき、お伺いしてきました。場所は赤坂サカスのちょうど裏手の静かな住宅街で落ち着いた雰囲気です。

すし晴

お店に入るとキリリとしたカウンターに人懐っこい大将がお出迎え。お客さんも大人の方々で、それぞれがお寿司を楽しんでいる様子。

すし晴

こちらは「お任せコース15000円」。嫌いなネタがあれば事前にお伝えします。

まずは「シジミのお出汁」で。これからたくさん食べるための、お腹の準備とのこと。大将の心遣いを感じます。

すし晴

最初は少し小腹が空いているからということで、握りを。
「大間のトロ」をいただきました。この照りと艶にまずは目が釘付け。そして食べてびっくり。トロが滑らかでとろけるのがもちろんなのですが、このシャリ!固めなのですが、赤酢のコクが見え隠れしながら焼き塩で引き締め、それでいてさっぱりとしており、ネタを最大限に美味しく引き立てています。

すし晴

この後「秋茄子の焼きなす」がきたのですが、香りの良さに思わず写真撮り忘れ。

飲み物はやはり日本酒ですよね。今回は大将オススメの日本酒をいただくことに。
まずは「特別純米 あたごのまつ」。
メロンのような果実香に、柑橘系の酸味、そして米の旨味が柔らかさとキレのある食中酒。

すし晴

「戻り鰹のタタキ」
気仙沼産とのこと。皮目を少し炙り、玉ねぎとお醤油を合わせたタレでいただきます。玉ねぎと言いつつ、コクがありまるでニンニクのような旨味に旬の鰹がピタリと合います。

すし晴

「鰤しゃぶ」
軽く湯通しした鰤をおろしポン酢で。余分な脂が程よく抜けて、甘みと旨味がさっぱりと楽しめます。素材の特徴を見極めての一手間も素敵。

すし晴

焼き物は「ししゃも」。
香ばしくふっくら焼き上げた北海道産のししゃも。最初の焼きなすもそうですが、焼きがすごく上手で素材をめちゃくちゃ引き立ててくれますね。

すし晴「自家製塩辛」
塩分控えめで、ワタの新鮮さと柚子の香り。そのままでも食べやすく、こちらには日本酒のペアリング。

すし晴

「紀土 純米吟醸 ひやおろし」
香り穏やかで味も丸みがあり、水の良さがすっと染み込んでくるお酒。上品で柑橘の香りのある塩辛にカチッとハマります。

すし晴

塩辛の後はイカ続きで「墨イカ」。
実は以下は大人になってから好きになったネタ。肉厚で透明感があり、口にするとねっとりと優しい旨味が絡んできます。こちらのシャリと合わせると本当に美味しい。素材が生き生きしています。そして墨イカなので墨に置くという、ちょっとした大将の遊び心も楽しい。

すし晴

「山本 ピュアブラック 純米吟醸」
甘めの果実の香りに酸味とキレのある味。お寿司にしてはちょっと甘めかもと思いつつ、キレの良さでしっかりと寄り添う感じ。

すし晴

「秋刀魚」
旬の秋刀魚は銀色の表面からのピンクで美しい色味が本当にうっとり。肝を添えて秋刀魚のうまさがここに凝縮している感じ。

すし晴

「カワハギ」
今度は淡白な白身に肝のコクと旨味がたまらない組み合わせ。やっぱりカワハギは肝ですよね!と大将も。お酒の好みといい、お魚の好みといい、食の趣味が合うような気がします(笑)。

すし晴

「子持ち昆布」
子持ち昆布は実はあまり食べないのですが、フライにすると臭みがなくなり美味しくなるんですね。これは目から鱗。

すし晴

「煮ホタテ」
そして大好きなホタテ。でもただのホタテではありません。干し貝柱を戻した出汁を吸わせているので、旨味がバージョンアップ!ホタテの半生な食感に旨味だけ増強されたこの反則技は幾つでもいただけそう。

すし晴

「白子ポン酢」
まだちょっと早いので白子自体、あっさりとした味わい。この後もっとしっかり濃厚になったら、握りで出してくれるそう。

すし晴

「コハダ」
こちらもしっかりと仕事をされており、優しい酸味に旨味もじんわり。このシャリと合わせるとうまさも倍増します。

すし晴

「サンマ 肝醤油焼き」
焼き物のサンマは肝醤油でじっくりパリッと焼き上げて。握りもよかったのですが、ふっくらと焼き上げたサンマも美味しい。

すし晴

「いくら醤油漬け」
プチプチで甘いいくらに優しいだし醤油、柚子の香りが融合して、大人のいくらという感じ。

すし晴

「大沼屋 特別純米 辛口原酒」
乾坤一の蔵元が仙台の青木商店だけに卸している超限定酒。香りが控えめで、米の旨味で骨格がしっかりとしていますが、スッキリといただけるお酒。こちらのお寿司のシャリにしっくりくる感じ。

すし晴

「さわら」
皮目を炙って香りを引き出し、白身のさっぱりとした旨みが味わえます。シンプルだけど仕事もしっかり。

すし晴

「バフンウニ」
こぼれるばかりのオレンジの美しいウニにパリパリの海苔、もう大きな口を開けて一口で味わいました。ウニ、海苔、シャリの三位一体の美味しさが口の中に広がります。

すし晴

「アナゴ」
柔らかく煮込んだアナゴに甘いタレ、ほんのりと焼いた時の香ばしさ、アナゴは必ず頼むほど大好きなネタ。こちらは味のバランスがよく、大人のアナゴですね。

すし晴

「ハマグリのお味噌汁」
大振りのハマグリがたっぷりと入ったお味噌汁。優しい味わいでお寿司の余韻に浸ります。

すし晴

最後は果物で〆。最後は優しく穏やかにコースを締めくくります。

すし晴

こちらのお寿司はネタの仕事の良さ、シャリの美味しさが融合して、美味しさが高め合うそんな握りで、バランスが抜群にいい!握り以外のつまみもどれも素材を見極めて、ベストな形で出してくれるセンスのよさ。日本酒も好みの食中酒を揃えているところも気に入りました。

大将も人懐っこくて楽しくて、コミュニケーション能力も抜群。居心地もすごくよかったです。

すし晴

好みのお寿司屋さんに出会えることは少ないのですが、今年一番のお寿司屋さんに出会えました!ここは年末から来年にかけて通ってしまいそう。まだまだ知られていないようですが、おそらく人気店になること間違いなしですね。またお伺いします!

すし晴

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夜総合点★★★★ 4.0

 

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