フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
再び台湾グルメ旅行の備忘録です。2日目のランチは雲南料理をいただける人気のお店へ。こちらの「雲南人和園」はすでに50年の老舗で、中国の雲南地方の珍しい食材や香辛料を使ったお料理が楽しめます。
この日も10人の大所帯で色々なメニューをいただきました。こちらは日本語がわかるスタッフの方や日本語のメニューもあるので、日本人にもかなり人気の様子。
まずは台湾ビールで乾杯!かなり飲み口の軽いビールで、暑い台湾ではお水代わりになりそう。(後半はビールがチェイサー代わりに。)
ここからお料理がスタート。アラカルトでみんなが食べたいものをランダムに注文。人数が多いので皿数を気にしなくていいのが楽しい。
旬のたけのこ
台湾で7月から旬のたけのこはジューシーで食感もいい。シンプルにマヨネーズをつけて。
特製グリンピーススープ
これが有名なグリンピースのスープ。形の良いグリンピースを選り分けてスープに入れるそう。プチプチの食感に優しい鶏のスープが体に染みます。
マコモダケと牛肉炒め
マコモダケは特に味はないので、奥深く優しい味わいの牛肉と共にいただきます。
雲南エリンギ炒め
炒めというより、素揚げしたような食感でエリンギの旨味がぎゅっと詰まっている一皿。
雲南かぶとトマトの前菜
かぶといっても日本のかぶより大きいようで、削ってスライスしたかぶにトマトの旨味が爽やかに。
ジャガイモの千切り揚げ
細切りのポテトが程よく揚がっていて、ビールのお共にぴったりの味わい。
後半は紹興酒。グラスに紹興梅を入れてロックでいただきます。じんわりと梅の甘みと酸味が紹興酒に溶け出して、かなり好みの味わいに。これは日本に帰っても真似したい!
雲南きのこ五目チャーハン
黒くてキクラゲのように見えるのは、雲南のキノコ。そこに細切りのチキンが入って優しい味わいに。
高菜とひき肉といか炒め
これは食材の組み合わせを聞いただけで、美味しいのがわかります。そのままというより、ご飯に合う味。後半に出てくる麺に入れるといいから残して置いてね、と店員さんからアドバイスをいただきました。
鴨肉の燻製揚げ(お茶で味付け)
お茶の味付けと素揚げで余分な油が取れており、鴨肉なのにかなりさっぱりといただけました。
ポルチーニ茸の春巻き
後から追加したのですが、ポルチーニの香り高い餡がめちゃうま!
かぶと干し豆腐の千切り炒め
干し豆腐はよく冷菜で出てきますが、炒めても美味しい。食材も良いのですが、調味料がとてもいい感じです。
餅とひき肉の炒めもの
メニュー名は失念、トッポギのようなお餅をひき肉や高菜で炒めたお料理で、旨味がしっかりとお餅に絡まって止まらない味。
お店の方が締めの「過橋麺」を作ってくれました。熱々のスープが入った器に目の前で米線と呼ばれる雲南省の麺と野菜や中国ハムなどの食材を入れ、スープの熱で具を加熱調理して食べる麺のようです。
透き通ったスープは最初に出て来たグリンピースと一緒らしく、鶏の優しいお出汁、麺には卵を練りこんであり米麺よりしっかりしてコクがある感じ。
デザートはタピオカミルクにユリネ。
ミルキーで優しい甘さにユリネが合うんですね。
全メニュー試してみたいと思わせるほど、どれをとっても美味しい。特に日本人の味覚にもすごく合っているんだと思います。
お店の方のホスピタリティも素敵で、台湾にきたら絶対に立ち寄りたいそんなお店でした。気になる方は人気店なので必ず予約をしてから訪れてみてくださいね。
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