フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
幡ヶ谷駅近く、セブンイレブンの隣に外観が昭和で時間が止まっている、あまりにもハードルが高いお寿司屋さんがあります。なかなか入れなかったのですが、勇者の友人が開拓してくれて、それから時々お伺いすることができる様になりました。この日はランチでお伺いしてみることに。
ハードルの高い外観から入り口に入ると、初めての人にはちょっと無愛想な大将がいます。ですが、仲良くなるととても面白い方なので、最初はグッと我慢してください。(笑)
ランチは握り700円からと超破格。これに小鉢と味噌汁がついてくるんです。
ということで「ランチ握り700円」をいただきました。
握りのご飯は小さめにとお願いしたので、ちょっと小ぶりです。マグロ、カツオ、えび、いか、など定番のもの。特にこちらが美味しいのは酢でしめたネタ。ランチにはかすごが1つしか入っていませんが、夜だと光り物など色々楽しめます。ねっとりとしたちょっと甘めの赤酢のシャリと酢でしめたネタがバシッと合って美味しいのです。
そしてお母さんが作ってくれた味噌汁はなみなみ。持ってくるとき、こぼしちゃいそうでいつもドキドキしています。
夜に来た時に聞いたのですが、地元で70年続けているかなりベテランさんとのこと。赤酢のシャリも東京ではさきがだったとをおっしゃっていました。店内も昭和な雰囲気そのままで、地方のお寿司屋さんみたいですが、仕事は本格的。独特な雰囲気も慣れれば楽しいものです。
気になる方はぜひ勇気を振り絞って入ってみてください。赤酢のシャリにねっとりとしたネタが癖になりますよ。