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「脳」に個性と傾向は「心」と親密な関係がある。

1年ぶりくらいに、セラピストいとうさんのワークショップに参加。いとうさんは風貌は長髪でヒッピーっぽく、しゃべり口調は「森本レオ」風。世捨て人のようにも見えるが、れっきとしたお医者さん。その証拠にこんな本もだしています。

ひとりセラピーBOOK
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いとうしんすけ

そんないとうさんが不定期でやってるワークショップ。勉強という感じより、アメリカの授業のようなラフな感じでみんながそれぞれ思ったことを発言しながら進む形式。今回は一応、「脳の傾向と個性」みたいなお題目でスタートしました。

・「身体の一部としての脳」はキャパシティに限界がある。要は「パソコンのような箱」である。
・「心」はキャパシティはなく、無限であり自由度が高い。何かに制限されるものではない。
・「私はXXXである」と思うのは「心」である。
・なので「心」が病むと、自由度の低い「脳」はショートして病気になる。
・「脳」が病気になることは、物質である「脳」が疲れる。そんな時にその人の「脳」の傾向が表面化する。

というような形で話は進みます。でもでも、以前読んだ「海馬 脳は疲れない」という本だと、脳はつかれないんだよということだけど、それとはちょっと相反する。多分、「心」という要素をいったん排除して書かれているのかなと思った。心は疲れないけど、脳は物質だから疲れるという考え方のほうが、なんとなくすんなり理解できる。

結構まじめな内容について話し合いをしつつ、じゃあ、「脳に負担がかからなくするには?」という問いに、「自分がここちよいかどうか知ること」ということでした。

世の中、「心」が無理をしている人が多く、その上自覚している人も少ない。「自分がここちわるいことを知ること」と「無理している自分をほめて」から「リフレーミング」をすることで、もっと自分がここちよいとおもうやり方を見つけるということのようです。

例えば「うつになる人」は人の和を大切にする人なので、誰も相手にしてくれないのは心地わるい。それがストレスになって、うつになる可能性があるので、自分でまずは理解をして「価値観→信念→セルフイメージ」の順で考えてみるといいらしい。

「心」を楽にするってひとことでいうと簡単ではないけど、あせらず、マイペースで誰とも比較することなく考えることって大事だなと、いとうさんのお話を聞くといつも思うのでした。

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