フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
ナチュールワイン好きの友人に面白いお店が渋谷にできたよと言われて、みんなでいってきました。場所は京王線の渋谷駅からすぐ近く、立ち飲み日本酒のクラウドマーケットが入っているビルの1Fです。
店内は完全に大衆居酒屋風。カジュアルな作りで、わいわいみんなで楽しめる雰囲気です。
ただ、ちょっと違うのがお酒の種類。なんとワインは全てナチュールワイン!そして日本酒も素晴らしい品揃え。ナチュール好き、日本酒好きにはたまらないラインナップです。
ということで、ボトルで気になるワインをいただくことに。
「Commune of Button BIBI Chadonnay 2016」
オーストラリアワインで有名なルーシー・マルゴーのアシタントを務めるコミューン・オブ・ボタン。標高が高く酸の乗ったシャルドネからつくるナチュールワインはリッチでありながら、スルスル飲める心地よいもの。いいですね。
お料理はどれも安くつまめるものばかり。ナチュールワインのお店でこんなカジュアルな料理はみたことありません。いい意味でカジュアルで使い勝手がいいです。
「枝豆スモーク250円」
スモークで一手間加えた枝豆。ちょいちょいつまむのにぴったり。
「さきイカの天ぷら350円」
友人が絶賛していた天ぷら。さきいかの旨味とツマミやすさがお酒のアテとして優秀。
くいくいワインが飲めちゃうので、2本目。
先ほどと同じ作り手の今度はロゼ泡。「Commune of Buttons Pinot Gris Pet Nat」
ピノグリ100%。旨味タップリ、果実感タップリでとても美しい仕上がり。飲んでいて本当に気持ちがいい。
「うに×しそ天480円」
大葉の風味とウニって意外と合うんですね。
「天ぷら盛り合わせ」
好みなものをいくつか。アスパラガス、カニカマ、ちくわ、ヤングコーン、ズッキーニかな。どれもお手頃なので、気軽に色々頼めるのが嬉しい。
三本目のワインは赤。「Between Five Bells H-Cote」
オーストラリアのワインですが、どちらかというと作りはカルフォルニアやフランスなどを意識しているようです。ピノ・ノワールにネグロアマーロ やネロ・ダヴォーラをブレンド。しなやかさの中にジューシーさや力強さも感じるワイン。
「アナゴ天1本500円」
ワインのアテに、ホクホクのアナゴも悪くない。
「揚げ銀杏300円」
そしてアテの定番の銀杏も。
「すき焼き1人前800円」
締めはすき焼きもいただきました。卵やうどんなども追加することができます。
この日いただいたナチュールのワインたち。まさか居酒屋でこのラインナップを飲めるとは思ってもみませんでした。
ナチュールワインといえば、ビストロ系のお店がほとんどだったのですが、「ナチュールワイン×居酒屋」という組み合わせは初めて。意外とありそうでなかったんですよね。ワインはしっかりしたお値段ですが、それでもこれだけの種類を選べるのはかなり嬉しい。
ナチュールワイン好きな方と一緒に、あるいはナチュールワインをあまり知らない方でもこれをきっかけに試してもらえるといいと思います。
他にも日本酒の種類もかなり充実しているので、日本酒好きにもオススメですよ。