フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
以前、1Fのワインショップ「SASALA」でパニーニをテイクアウトしてからかなり気になっていたイタリアン。ワインショップの2Fより上が「リストランテ ミソラ」として営業されており、ピエモンテの郷土料理をベースとしたイタリアンなのです。
土曜日のランチは13時から。予約を伝え2Fにあがると小さいながらも居心地のよい空間が広がっています。
全体的にセンスの良さが伝わってきます。窓際の席も良い感じ。
3Fはテラス席の個室で大人数の時に予約できるそう。壁には彫刻家・大森暁生氏のカササギがカッコよく馴染んでいました。
ランチは2種類あって、パスタランチとメイン付きのランチ。週末なのでメイン付きのランチをいただきました。
・パスタランチ(自家製パン、前菜、パスタ、ドルチェ、ドリンク)1800円
・メイン付きランチ(自家製パン、前菜、パスタ、メイン、ドルチェ、ドリンク)3300円
※後から気づいたのですが、プラス200円で手打ちパスタに変更できたようです。
1Fがワインショップということもあり、ランチのグラスワインも種類が豊富。その上1杯全て800円でいただくことができ、気に入ったら帰りに購入することができます。 それにしてもグラスワインはかなりお手頃感がありますね。
一杯目のワインは「ピノネロ フリッツァンテ」。
ロンバルディア州のワインで、ピノ・ネロ 100% 。プチプチと微発泡しており、青リンゴや白い花のアロマに心地よい酸とミネラルがのバランスが抜群。
前菜は生ハムサラダ、ミネストローネ、ジャガイモのスープから1つ選びます。生ハムサラダにしました。先ほどのワインとの相性も抜群!早速このワインを買って帰りたくなりました(笑)
サラダはシンプルな組み合わせですが、ドレッシングは少し甘め、生ハムの塩味と野菜の苦味がいいバランス。
そして自家製パンは黒ごまのフォカッチャとレーズンのカンパーニュ。下の器にはオリーブオイルが入っています。
パスタは「津軽どりとのらぼう菜のA.O.P(アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ)」をチョイス。少し苦味のあるのらぼう菜と旨味がたっぷりの津軽どり、そこにガーリックが加わり安心感のある美味しさになっています。
メインに合わせて次は赤ワインの「バルベーラ・ダルバ」を。
ピエモンテ州ルイジピラ社のバルベーラ。エレガントな味わいで、ベリーやスミレ、オークやチョコレートの香りに果実味も感じとても心地よい飲みこごち。
メインの「鴨肉のグリル」。皮目はしっかりと焼かれた鴨は綺麗なピンク色をしています。
バルサミコと粒マスタードのソースは鴨に合わせて甘め。付け合わせのグリル野菜はホワイトアスパラガス、きのこ、菜の花など。今回、メイン付きのコースにしてよかった!と思うほど、ジューシーで美味しい鴨。そしてエレガントなバルベーラがマッチして素敵なマリアージュを楽しめました。
食後のドルチェは栗のパウンドケーキとチョコレートケーキ。飲み物はコーヒーに。
栗がゴロゴロ入ったパウンドケーキに濃厚なアイスクリーム。そしてチョコレートケーキもしっとりと濃厚。このドルチェの感じ、好みです。食後にコーヒーをいただきましたが、多分グラッパも似合うと思います。
ふと天井を見ると3Fの個室の窓とオブジェが。空間がオシャレなだけでなく、居心地の良さもよく、素敵な時間を過ごすことができました。
お料理は繊細で丁寧ボリュームもしっかりあり、その上スタッフの皆さんのサービスもチームワークばっちりで満足度の高いランチでした。ちなみにシェフは「アロマフレスカ」や「アンビグラム」の都内有名店や本場イタリアでも修行を積んだ弱冠27歳の葉山シェフ。将来性も感じるお料理で夜のコースもいただきたくなりました。
それにしてもランチでいただいたワイン2種類、どちらも好みでした。お値段も普通のレストランでいただくよりお手頃でいいものが出てきたと思います。ワインショップ併設だからこそですね。ワイン好きな方に強くオススメしたいお店です。
ちなみに1Fのワインショップは月1回有料試飲販売会もやっているようなので、気になる方はこちらも是非ってみてくださいね!
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昼総合点★★★★☆ 4.0