フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
下北沢に隈研吾デザインの焼き鳥屋さんがあるときき、ホントかなあと思いつつ行ってみました。隈研吾のサイトの方にも実績として掲載されているので、本当のようですね。
サイトの説明から引用すると(http://kkaa.co.jp/works/architecture/tetchan-shimokitazawa/)
若者に愛される焼き鳥屋てっちゃんが、新店舗に移ることになった。古い2階建ての木造家屋を、焼き鳥屋へとリノベーションするに際して、いかにしたら元々の駅前の焼き鳥屋の持っていた、空気感、粒子感、ノイズを保存するかに挑戦した。
なるほど、外観はノイズ感があるアルミサッシが組み合わされていて、かなり個性的。他の街だったらだったらかなり違和感が出そうなのですが、下北だとなんだかそういうお店もあるんだね、で納得しそうです。
店内は1Fと2Fがあるようで、1Fはキッチンを囲むようにカウンターが。一人飲みでも気楽に入れます。店内もむき出しの柱とか、奥の階段にはスキー板が貼ってあったりと混沌としています。その上、店員さんのほとんどがインドの方?というそこも不思議な雰囲気が漂っています。
とりあえずカウンターに座り「生ビール540円」から。この日は日本酒のフェアみたいなのもやっていて、日本酒もかなり魅力的でした。
メニューは奥に貼っているもののみ、数が多いのでかなり迷います。全体的に安くて一人でも頼みやすいメニューが多いです。
一番最初に出てきたのが「メンマ315円」。
早くて調理もシンプルで、ちょいちょいつまめるいいアテ。
目の前で串ものはじっくり焼いて出してくれたのが、「モモ110円」と「鶏カルビ110円」。
こちらは塩ベースなんですね。ぎゅっとした串焼きはなかなかの味。鶏カルビはせせりのような食感でした。
「しいたけ220円」。大ぶりなしいたけもじっくり焼いて、シンプルで美味しく変身。
一番焼くのに時間がかかっていたのが「つくね220円」。こちらもタレではなく塩で。しっかり焼かれたつくねは肉感があって、いい塩梅です。
ちなみお店にはワインが販売されていて、+1000円でお店で飲めるようです。人数が多いときはボトルワインも良さそうですね。
もともとは下北沢北口の駅前商店街で人気のお店だったてっちゃん。駅からは少し歩きますが、個性的な建物と豊富なアルコール、そしてお手頃な串焼きやアテが楽しめるのは、新しいシモキタの飲兵衛スポットといってもいいのではないでしょうか。
建物を見にくるでもいいですし、軽く一人飲み、みんなでワイワイと色々使い勝手がいいお店です。