ちょうどお昼時に打ち合わせが終わったので、知人のおすすめの洋食屋さんでランチ。新井薬師前駅界隈ってなんというか昭和の雰囲気を残したお店が多く、この洋食屋さんも昭和の懐かしい雰囲気が満載。
店内はとても狭く、カウンターに4−5名、2人用のテーブル席が2つと4人が無理矢理座れるテーブルが1つ。だいたい一人できている方が多かったかな。
ランチメニューはというと、なつかしの洋食屋さんのお肉メニュー。ハンバークにポークソテーに生姜焼き、そしてステーキメニューが4ランクもあって、肉にこだわりを感じるラインナップ。私の中で洋食といったら「ハンバーク」なので、ハンバーグを注文。一緒にいった知人達はポークソテー、ポークカツと豚系を注文。
最初に出てきたのは「ハンバーグランチ680円」ハンバーグに付け合わせの人参、ブロッコリー、大根おろしにサラダというお野菜もたっぷり。これにご飯とお味噌汁がついて680円ってリーズナブル!そしてハンバーグですが、ちょっと粗い牛肉のハンバーグで肉汁がじゅわとでる本格派。デミグラソースで楽しみながら、時々大根おろしと一緒に食べるとさっぱりともいただけます。下手なところで食べるハンバーグとは訳が違う、ハンバーグはこうでなくっちゃというおいしさ。そして付け合わせの味付けも泣けるんです。人参のグラッセは教科書通りにつくったような甘さがいい。サラダはシャキシャキとしたキャベツにサウザンドレッシングがかかっていて、懐かしい。すべてが昭和のクラッシクな味付けなんですが、細部まで手間をかけているのでどれをとっても納得の味なんですよね。
知人が頼んだポークソテーは分厚いお肉のなんとパイナップルがのってます!昔、給食の酢豚にパイナップルが入っていたのを思い出しました。で、このポークソテーなんですが、お料理する際になんと肉をたたくところから処理してつくっていました。調理場のほうで「ドンドン」と肉をたたく音が聞こえたので、このひと手間はすごい!と思いました。とにかくお肉の扱いにはとってもこだわっているんですね。その姿勢が感動ものでした。
680円でこんなに美味しいお料理が出てきたということは、、1000円以上もするステーキのラインナップはとても期待ができそうです。なかなかくることがない駅ですが、理由をつけてステーキを食べにきたいとそう思わせてくれました。
ちなみに、こんなにCPがよく美味しい洋食屋さんですが、どうも商売っけはあまりないようです。ご夫婦で営まれているようで、料理は旦那さん、接客は奥さんがされていました。接客は普通なのですが、多分このご夫婦とも人見知りなんじゃないかなという感じでした。それとなんとお店の入り口に店名がないのでお店の名前が分かりづらい! 手書きのメニューの下に店名らしきものがあるんですが、、メニューを片付けたら何屋さんかも分からないです。
そんな小さな街の洋食屋さんですが、もし近くにいったときは一度いってみてください。間違いなく、懐かしい真心のこもった納得の洋食がいただけると思いますよ。
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