フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
ここのところ、鮨熱がきておりまして、カジュアルで美味しく頂けるところを探しておりました。その候補の1つだったのが初台にあるこちらの「すし宗達」。とある平日、ふらりと立ち寄ってみました。
店内に入ると、お客さんは地元の常連さんっぽい方ばかり。ちょっとドキドキしながらカウンターにすわり、とりあえず生ビールで落ちつくことに。お通しはツルムラサキのおひたし。それにしてもお店の作りは昭和のお寿司屋さんみたい。居抜きっぽい感じですね。
つまみ的なものが食べたかったので、お刺身を盛り合わせてもらいました。
「刺身3種盛り」。カツオ、たこ、キンメ。どれもお刺身が新鮮で肉厚で食べ応え十分。
そして早速握りを。1貫80円〜480円全体的にお手頃間があり、気兼ねなく好みのネタをいただきました。
「中トロ」。マグロはなんと大間の200kg代のものだそうで、表面に包丁をいれて美しい握り。赤酢のシャリがまたいいんです。美味しいな。
「ホタテ」。甘いかわいいホタテ。ホタテ、好きなんです。
「づけ」。こちらはマグロが自慢ということで、づけもいただきました。味がいい感じにしみ込んだづけはマグロの美味しさをキチンと引き出しています。
お寿司にはやっぱり日本酒。岐阜のお酒「三千盛(みちさかり) 純米ドライ 超辛口 純米大吟醸」を。+18のキレッキレな辛口。透明感のある梨のようなアロマに、後味はすっきりで、お寿司を際立たせてくれる食中酒。いい感じです。
「ホッキ貝」。さっきまで生きていたホッキ貝。しゃきっと新鮮な味わいに舌鼓。
「カワハギ」。今日のおすすめはとお聞きしたらこちらを出してくれました。肝付きなんて、美味しいに決まってる!上品な白身と肝の濃厚でコク深い味わいがたまりません。
「ウニ」。とろける美味しさたっぷりのウニ。うーん、幸せ。
「車エビ」。旨味が詰まったエビは文句なし。
「穴子」。ふんわり穴子は甘さは控えめで塩味がしっかり目のタイプでした。
大将はお若いながら、ネタの仕事もしっかりされており、どれも大満足な握りでした。日本酒も大将自ら選んでいるそうで、そのセンスもよかったです。
こちらならば一人でもふらっと来てつまめるし、ネタも抜群に美味しいし、そしてお値段もお手頃。もうお寿司を食べに遠くまで行かなくてもいいかも。場所も家から近いので、もう通うしかなさそうです。