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和テイストな料理と日本ワイン&日本酒のマリアージュを楽しめる!@MushaMusha(下北沢)

フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。

恵比寿にあったルナルナというお店。そちらのお店が下北沢に移転してオープンしたときき、友人たちと一緒にお伺いしてきました。

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場所は下北沢の人気店『ブロシェット ボンボン シン』の2F。このあたりは小さいながらも個性的なお店がいっぱいなんですよね。店内は真っ赤な壁が印象的で、カジュアルで下北沢っぽい気がします。

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乾杯は泡から。タケダワイナリーの「サン・スフル 白」発砲から。デラウェア種100%、飲み口の優しい泡に、無濾過のにごりや澱の旨味がいい感じ。

ちなみにこちらのソムリエさん、つい最近まで酒屋さんにいたそうで、色々詳しそうだったのでこの後の飲み物はお料理とペアリングをお願いしました。

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「サバの軽い炙りとキュウリのピクルス」
軽く炙って香ばしいサバに酸味がしっかりしたきゅうり。さっぱりといただけます。

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お料理が和テイストなので日本酒がいいなといったら、こちらを合わせてくれました。

五橋Z(ファイブ)シリーズの「Z ファイブ・グリーン 純米生原酒」。限定流通酒で結構レア!酸味は強めで、米の香りに木桶感もあり、しっかりバランスがいい。炙りなお魚とぴたっと合います。

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「シマアジと薬味のタスマニア産粒マスタード和え」
ミョウガやネギ、玉ねぎなどのシャキシャキな薬味と、マスタードのプチプチ感。食感味わいともに個性的でいい感じのアテ。

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今度はワインで。「ソレイユ甲州」。山梨甲州市産甲州種100%の日本ワイン。青いリンゴ、白い花などの香り、キリリと引き締った酸に心地よい果実味。無濾過なので、旨味もある感じかな。

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「イカスミのマッシュポテト 塩辛のせ」
真っ黒い何かが来たとおもったら、これイカスミがはいったマッシュポテトなんです。見た目のインパクトとは違い、穏やかでまろやかな口当たりに、塩辛がいいアクセントに。

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今度もワイン。小布施ワイナリーの「ソガペールエフィス’16 オーディネール ソーヴィニヨンブラン」。小布施のソーヴィニヨンブランはホントにスルスル飲めるのですが、この’16は白桃、はちみつやパイナップルの香りにほんのりハーブ香に爽やかな和柑橘系の余韻があって、日本ワインらしいソーヴィニヨンブランという印象。

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「こだわり野菜のバーニャカウダ」
能登半島から直送のカラフルな野菜たちがお弁当箱にはいってきました。野菜もかなり珍しい物ばかり。スベリヒユ、マイクロアマランサス、ツルムラサキ、ツルムラサキのつぼみ、オクラヒルカントリーレッド、ガーキンメロトリア、マイクロきゅうり、マイクロ白トマト、ハス芋、オレンジズッキーニ、グラデーションパプリカなど、お野菜ソムリエのチョイスは他のお店とは全く違うクオリティ。フレッシュで野菜それぞれの味を楽しめます!

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今度のワインはドイツのリースリング。
「ベッカー ゾンネンベルク リースリング Q.b.A. トロッケン」。こちらのワイナリーの畑、ドイツとフランスにまたがってあるようで、ピノノワールなども栽培しているよう。とにかくエレガントで上質なリースリングで、ドイツワインの印象を変えてくれるワインですね。これはいいワインを紹介してもらいました!

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「トウモロコシのふわっカリッ揚げ春巻き」
トウモロコシの甘さと春巻きのパリッとした食感、シンプルですがパリパリと止まらなくなる一品です。

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ワインはアルザスの白、「ゲヴュルツトラミネール キュヴェ・パルティキュリエール」。ライチ、洋ナシ等を想わせる華やかで熟れた香り、ぎゅっと旨味がたっぷりしていてジューシーな味わい。しっかり中重くらいで、揚げ物にぴったり。

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「ズワイガニとカニ味噌の麻婆豆腐」
優しいお豆腐にちょっとピリ辛なカニと蟹味噌のソースで。これはもう、お酒を合わせるための一皿ですよね。

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ということで合わせていただいたのは日本酒(笑)。

「庭のうぐいす 純米吟醸 いなびかり」。米の旨みを引き出し、甘みと酸味がしっかりとした濃厚な純米吟醸酒。辛めのお料理にも合うくらい、しっかり目ですが旨味と甘みで単体で飲んでも多分いい感じだと思います。夏のお酒「なつがこい」と秋のお酒「ひやおろし」の短い間に出ている限定酒。

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〆は「名物!焼きウニぎり」。恵比寿のお店でもスペシャリテだったそうで、下北沢に移転してもメニューにありました。表面がパリッと香ばしく、ウニと合わせていただくとなかなかの美味。

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そのまま食べてもいいのですが、昆布だしを追加してお茶漬け風もおすすめ。お出汁だけ飲んでもいいですし、出汁を組み合わせてくれるのはいいアイデア。

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最後に気になっていた赤ワインもいただきました。

ココファームワイナリーの「ツヴェイゲルト2015 こことあるシリーズ」。葡萄は余市登地区の中川農園と小西農園でつくられたツヴァイゲルト 100%。この葡萄品種ですが、1900年代前半にツヴァイゲルト博士によりオーストリアで開発されたものであまり知られていないです。

私も初めて飲むのですが、香りを嗅いだだけでこれは好み!というのが分かりました。赤い果実、柑橘、胡椒のようなスパイス、土の香り、甘やかな樽香が飲む前から想像力が沸き立ちます。味わいは赤い果実と酸味のバランスが良く、きめ細やかな渋みが丸みを感じますね。日本ワインでヨーロッパのような品の良さをだしてくるとは、クオリティーに大感激です。

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和テイストな素材を生かしたお料理に、ワイン日本酒とセンスのよいお酒のチョイスがマッチして、楽しい食事となりました。下北沢はナチュールワインのお店や日本酒を頂けるお店も多いのですが、ジャンル問わず気の利いたいいお酒を頂けるのは、酒屋さんにいらしたソムリエさんのセンスの良さだと思います。

大きなお店ではないので、カウンターで一人でちょい飲みも楽しいと思います。ワインや日本酒が好きな方にめちゃくちゃおすすめしたいお店ですね。またお伺いします!

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