フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
先日夜にお伺いしたこちらのお店、ランチでも改めてお伺いしてきました。店内に入ると大きな窓から光が入って、とても明るく気持ちいい空間。やっぱり夜とまた雰囲気が違っていい感じ。
ランチは1800円と2800円の2種類。デザートまで楽しみたかったので、2800円で注文しました。
最初にでてきたのは自家製パンとグリッシーニ。お好みでオリーブオイルやお塩をつけていただきます。このパンとグリッシーニが何気に美味しいんです。
ワインはイタリア・ピエモンテの微発砲「Il Brut and the Beast」。葡萄はコルテーゼ50%、ファヴォリータ25%、モスカート25%。前の2つはピエモンテの土着品種かな。初夏のランチにピッタリな軽やかでスムースでかわいい果実味も感じられて、心地よい。
「ニョッコフリット」
モデナの名物料理で薄い揚げパンに生ハムなどと一緒に頂くお料理らしい。シンプルな組み合わせですが、生ハムが切り立てのふわふわしゅわしゅわタイプ。シンプルな組み合わせだからこそ、素材の良さがよくわかる一品。
「カプレーゼアランチャ」
6種類のトマトとモッツァレラ、そして爽やかにオレンジ。酸っぱいトマト、食感のいいトマト、甘いトマトとトマトの色々な個性が味わえる一皿。
「パスタスカンピ(+600円)」
手長海老のパスタがどうしてもこのパスタが食べたかったんです。全粒粉を使ったパスタは手打ちで、しっかりとした食感でとても美味しい。海老の旨味もしっかり受け止めて味のバランスも抜群。海老もプリプリで美味しい。
二杯目はソムリエさんにお任せして出していただいた、ルーシー マルゴーの白「Lucy Margaux Vino Bianco」。葡萄はピノグリかな。爽やかさの中にしっかりした芯を持っているので、ワインだけでも楽しめる感じ。パスタとの相性がすごく良かった!
そして友人はパッパルデッレ鴨を。クリーミーさと鴨のコクが平打ちのパスタにしっかり絡んで、濃厚さがとても美味。こちらのパスタもよいですね。
「ドルチェ ディラミス」
豪快に取り分けられたティラミスは2人でシェアするスタイル。生クリームがしっかりはいっているタイプで、クリーミーで軽くてふわっと溶けて行く感じ。個人的にはとても好みの味わい。
食後のコーヒーは軽くさらっとしたタイプでした。個人的にはもっと焙煎濃いめでもいいかも。
夜も良かったのですが、ランチの雰囲気は夜と違い明るくていいですね。お客さんは海外の方も多く、このお店だけやはり海外で食事を頂いている雰囲気を味わえる気がします。シドニーのお店もこんな感じなのでしょうか。
なかなか敷居が高いように思われがちですが、ワインはソムリエさんがいらっしゃるので気軽にいろいろ聞けますし、お料理もランチならばお手頃にいただけるので、気になる方は是非ランチからでもお試しあれ。
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昼総合点★★★☆☆ 3.8