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季節の旬材をフレンチでいただける隠れ家的バー@ルナルナ (La luna luna)恵比寿

食べログの口コミをみて「お野菜がおいしくいただけそうなお店だなあ。」と思い、早速訪問してきました。

お店は恵比寿の東口からバス通りを白金方面に向って10分ほど真っすぐいった、細長いビルの3Fにありました。1Fはラーメン屋さんで2Fも飲食店かな、エレベータがないので外に面した階段を3Fまで上ります。ヒールの高い靴だとちょっと怖いかもしれません。

そんな苦労して上った上には、目的のお店「ルナルナ」さんです。カウンターがメインに2人用のテーブル席3つと、4人用のテーブルが1つという、とってもこじんまりした店内。雰囲気は落ち着けるバーといった感じです。

今日のお店に到着。野菜ソムリエのいる店ということで、ヘルシー料理が食べれそうです。

この日はシェフのおまかせコース(5000円)を予約していたので、お料理はお任せ。飲み物は迷わず白ワインをいただくことに。4種類からチョイスができたので、まずは手前のカベルネソービニヨンのフランスワインをグラスでいただきました。

白ワインチョイス中。

コースのスタートはスープから。「北海道玉葱と生姜のポタージュ」。お水を入れずになんと野菜の水分だけでつくったとのことで、野菜がぎゅっと詰まった濃厚スープ。生姜がぴりっと効いて、スープというより野菜のうまみソースですね。美味です。

ショウガと北海道玉ねぎのスープ。お水を足さずにお野菜の水分だけを使っています。野菜の濃厚ソースといったかんじです。

次に出てきたのが、「富山産ぶり大根のサラダ」。6種類の色とりどりの大根が千切りにされて、新鮮なぶりの上に盛られています。大根は甘みが強いもの、辛みがあるものと大根だけなのに味のバリエーションに広がりがあります。見た目も美しく大根のシャキシャキ感と旬のブリを楽しめる一品。

ブリ大根のサラダ。6種類の大根が入っています。ブリはお刺身です。

そしてお次が「バーニャカウダ」。こちらのお店の一番人気だそう。季節のお野菜を特製のバーニャカウダソースでいただくだけのとてもシンプルな料理。この日は先ほどのサラダでいただいた大根がメインのお野菜で、キャンディ屋さんのようなカラフルでかわいい見た目。黄色、赤、緑、ピンクなど食べるのがもったいない。大根一つ一つの個性を確かめながら、野菜そのものの味を楽しめます。お店の方がいっていたのですが、バーニャーカウダーのお野菜は季節によって違うそうなので、気になる方は行く前に確認しておくといいかも。

おされなバーニャカウダー。

バーニャカウダでいただいた生野菜が「鉄板なべの野菜蒸し焼き」としても出していただきました。生で食べるのとは違い、ほくほくと甘みを増すもの、食感が変わるものなど食べ比べることができます。やはり旬のお野菜は素材の味を堪能しないとダメですね。お野菜の味にこだわったこちらのお店ならではの心遣いを感じました。この2品は女性は嫌いな人はいないはず!

こっちはココットの蒸し野菜。

野菜って美味しいなあと堪能していたところに、次は「根室産白子の羽焼き」なるものがでてきました。見た目は餃子っぽいのですが、羽の下には白子が!手前のオレンジ色のマイヤーレモンを絞ったのをつけていただきます。急にこってりしたものが出てきました印象ですが、マイヤーレモンをつけることで思ったよりもさっぱりいただけます。ぷりぷりの白子とぱりぱりの羽を一緒にいただくことで、食感のバランスが絶妙です。

白子のポワレかな。急に動物性タンパク質がきたので体がびっくり。

続いて「岩手産ホロホロ鶏白レバーのソテー」。生でもいただける白レバーを軽くソテーした一品。お野菜はちりめんきゃべつ、黒きゃべつ、むかごをソテーしていて、レバーと一緒にいただきます。コクのあるレバーと甘みのあるキャベツにちょっとだけマスタードとつけていただくと、なんともいえない絶妙なバランスで美味しくいただくことができました。ちりめんきゃべつって初めていただきましたが、ちょっと固めの食べごたえのあるきゃべつなんですね。どうもフランスでよく食べられているみたいです。付け合わせにも気のきいたお野菜が入っているのはすごく嬉しいですね!

白レバーのソテー。ちぢみキャベツとシメジが下に敷いてあります。

ごはんものは「落石焼きうににぎり」。アサリの出汁で炊いたご飯を焼きおにぎりにウニがのっています。緑のソースは春菊とオリーブオイル。ひと手間加えたおにぎりにウニと一緒にいただくなんて贅沢な一品。

ウニおにぎりなう。

お腹もかなりいっぱいになってきたところで、「熊本産黒毛和牛の炙り&茨城産百合根のマッシュ添え」。すでにお腹がいっぱいになっていますとお伝えしていたので、これでもボリュームを押さえていただいたとのこと。和牛はミディアムレアで、百合根のマッシュといただきます。この百合根のマッシュが見た目以上に、濃厚でとても美味しいのですが、お腹にくる1品。しかしお腹に余裕のない方は量を調整してもらっても、絶対試して頂きたいお味です。

メインのリブロースのステーキ。白い部分はユリ根のマシュポテト風。

デザートには、生チョコ&レアチーズクリームがでてきました。写真はレアチーズクリームのほうで、ブルーベリーのソースがかかっています。最初アイスクリームかな、と思ったのですが、どちらも濃厚なクリームでケーキですね、これは。コーヒーと一緒にゆったり食事の余韻にひたっておりました。

デザートのレアチーズ。想像以上に濃厚です。

平日におじゃましたのですが、20時ごろを過ぎると狭いお店はお客さんで満杯。常連さんらしき人も多く、コースではなく気軽に単品で頼んでいる方も多かったです。店員さんに聞いたところ、1人でふらりと来られる方も多いのでお料理は普通のサイズとハーフサイズを用意して注文しやすくしているそう。コースもいろいろ食べれていいのですが、夜中にふらっとお酒とちょっとした食事が食べたいときにも重宝しそうなお店です。

ルナルナさんでした。

こちらのお店は美味しいお野菜がいただけるのはもちろんのこと、季節の旬材をひと手間加えたフレンチで気軽にいただける、そんなお店でした。

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