フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
池尻大橋駅からすぐ、有名な中華の「喜臨軒」の隣にある割烹料理屋さん。実は「喜臨軒」のほうに行こうと思ったのですが、この日は貸し切り。以前も入れずで、中華の方は縁がないみたい。
店内は小さいながらとても品のあるつくり。カウンター6席とテーブル席が2つくらい。
ランチは親子丼と幕の内の2種類ありました。親子丼が名物ということで、こちらをチョイス。メニューの裏には丁寧に食べ方がのっています。
「名物 親子丼 1000円」
山梨県産・頬落鶏
神奈川県伊勢原市産 寿雀卵
そして秘伝の出汁
まずはお漬け物とさっぱりとお蕎麦がでてきました。優しいお出汁にワカメと瓜が入っています。これはいいですね。
そしてメインの親子丼がアツアツの土鍋に入って出てきました。親子丼は優しいお出汁と一度天ぷらした鶏、たっぷりの玉ねぎが入っています。鶏の旨味がしっかり閉じ込められているので、口の中でかんだときにジュワッとうまみが広がるんです。
面白いのが、2杯目で塩昆布とすだちをかけて頂くと、また違った趣に。こっちの方が好きな味かも。
それにしても上品な味わいだなあと思っていたら、大将は「新宿割烹 中嶋」出身なのですね。なんだか納得。幕の内のランチもいろいろなお料理が1つのお皿に盛られて、こちらも美味しそうでした。
ランチでも夜でも落ちついて食事を楽しめる、池尻大橋駅近で穴場な和食屋さんだと思います。