フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
表参道は家から近いのですが、好みのワインを置いているお店がないのであまり食事をしないエリア。しかし、嬉しいニュースが!シドニーでナチュールワインを広めたお店が表参道ヒルズにオープンしたとのこと。早速ナチュール好きな友人と行ってきました。
入り口を入ると広々としたカウンター、その先には一面のワインセラーが圧巻です。さすがワインにこだわりのあるお店ですね。
その奥は大人数も入れるテーブル席があります。かなり広いです。海外にいるようなそんな空間でオトナかっこいい感じ。
この日は夜でしたが、軽く飲む感じで。まずはプロセッコ「ZANOTTO PROSECCO ‘FRATELLI PARADISO’ BRUT 2015」をいただきます。
イタリアヴェネト州、葡萄はグレラ(プロセッコ)。とてもきれいな味わいで蜂蜜や白い花の香り、余韻にちょっとした塩味も感じられる。どんな料理にも合いそうな万能タイプ。
こちらのお料理は基本イタリアン。コースもありますがアラカルトがおすすめとのこと。
「ズッキーネ フィノッキオ 1200円」。軽やかなズッキーニやチコリ、松の実などがちりばめられています。シャキシャキとした食感が爽やか。
シドニーのお店でも大人気な「ボッタルガプレッシェル 1700円」。プレッシェルには5種類のシードがたっぷりのっています。これを手でちぎり、ボッタルガクリームをつけていただくスタイル。
このボッタルガクリームですが、何と材料はサワーブレッド!水分を染み込ませたサワーブレッドを薫製オイルやからすみを入れて、サーモミックスでゆっくりペースト状にしたもの。パンとは思えないほどの滑らかでコク深く、そして薫製の香りがワインのアテにぴったり。これでいくらでも飲めちゃいます。
2杯目はロゼの「PACINA ‘LA ROSA’ 2014」。イタリアトスカーナ州、葡萄はサンジョヴェーゼ。実は前日、家ワイン用にPACINAを買おうかなと思っていたところ。このロゼは最初酵母を感じるのですが、その後サクランボやベリーの香りと美しい酸味で飲み口がいいんです。軽いんだけど骨格もしっかり感じられ、白と赤のいいとこ取りのよう。
そして3杯目はオレンジワイン「Chioccia Vino Bianco 2013」。イタリアトスカーナ、葡萄は聞きそびれました。日本ではこちらのお店限定で入れてもらっているそう。甘酸っぱいフルーツのような果実味がありつつ複雑味もあり、骨格のしっかりした辛口な味わいがどんなお料理にもあいますね。
友人はナチュールワインではいわずとしれた、ルーシーマルゴーのオレンジワインを飲んでおりました。
今回はお食事は控えめでしたが、パスタも種類があってすごくよさそうでした。スタッフの方は日本人以外の方も多く働いており、おそらく英語ネイティブなのでしょう。表参道にいながら、海外のお店に来ているようなそんな気分になれました。
ランチもやっているそうなので、今度来てみたいです。多分昼の雰囲気はちょっとまた違うんだろうな。これから表参道で食事をする機会が増えそう。ナチュールワイン好きな方におすすめです。