フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
久しぶりにしっかりと牡蠣を食べたくなり、牡蠣好きの友人達と一緒にこちらの「牡蠣入レ時」へ。場所は茅場町と水天宮前の間くらいのところにあります。
シンプルなのれんをくぐると、店内はすべて靴を脱ぐスタイル。カウンターやテーブルはすべて掘りごたつ式になっています。これはこれでゆったりできるのかも。
暑くなってくるとやっぱり最初は「生ビール480円」で。喉が渇いているとゴクゴクと飲んじゃいますね。
お通しに「アサリの酒蒸し」がでてきました。大ぶりで肉厚のアサリはもちろんのこと、お出汁まで美味しい!
牡蠣を頂きにきたので、もちろん最初は「牡蠣の食べ比べ(生、蒸し、焼き2個づつ)@2200円」から。調理方法の違う牡蠣が頂けるので、おすすめ。この日の生牡蠣は「岩手赤崎産」とのこと。甘みがありつつも程よいミルキーさでとても食べやすい。
牡蠣にはやはり日本酒を合わせて。最初は鳥取の高田酒造「此君 純米吟醸 無濾過生原酒」。
7号酵母からくるライチ系の香り、+17の超辛口でドライでありつつも、しっかり目の酸。甘みと酸のバランスもいいですね。生牡蠣はもちろん、火を通した牡蠣たちにも合うと思います。
広島宮島産の「蒸し牡蠣」にはネギと生姜がのっています。薬味と合わせてさっぱりと。
そして広島宮島産の「焼き牡蠣」は香ばしさと身がぎゅっと締まったジューシーさでいくらでもいただけそう!
お料理のメニューから気になった「牡蠣の時雨煮パクチー 680円」。アサリやシジミの時雨煮と同じような甘辛い味付けに、パクチーを合わせて。これはもうご飯があってもいいくらい。パクチー&牡蠣の組み合わせもいいですね。
そして酒飲みの気持ちをぐっとつかむ「ミモレット銀杏 500円」。日本酒好きでこの組み合わせ、嫌いな方がいるかな?というくらい、ベストな組み合わせ。これはお家で真似してみたい。
そして面白いお酒「みぞれ酒 玉乃光」。キンキンに冷やしたお酒を過冷却現象(衝撃を与えること)で、みぞれになるんです。プレゼンテーションも面白いのですが、シャリシャリと冷えており、また飲み口も辛口でクイクイいけてしまうのでちょっと飲み過ぎに注意です。
牡蠣が足らずに、ここで「生牡蠣3種6個盛り合わせ 2800円」を追加。福岡糸島、大分杵築、岩手広田産と粗それぞれ食べ比べ。それぞれの個性を楽しみつつ、生牡蠣っていくらでも食べれちゃうんですよね。
牡蠣以外のメニューもここは実は美味しい。気軽に頼んだ「いくらおろしのだし巻き玉子 790円」のビジュアルにびっくり。何と丸まる一本にいくらがたっぷりのっているんです。見た目もすごいのですが、優しいだし巻き玉子にさっぱりとおろしといくらという味の組み合わせもバッチリ。
〆には「焼き雲丹リゾット海苔のクリームソース 1400円」。海苔の風味の利いたクリームソースに雲丹味の焼きご飯。崩して混ぜていただくのですが、香ばしさやクリーミーさなど複雑に味が絡み合い、洋風な一皿。
やっぱり牡蠣は美味しい。牡蠣好き&お酒好きメンバーだったので、かなり盛り上がってしまいました。こちらは掘りごたつということもあり、落ちついていて好みかも。店員さんも今日本酒を色々勉強していてとおっしゃっていましたが、日本酒のチョイスはとても良いと思います。
この辺りはオフィスも多いと思うので、お近くで牡蠣好き、日本酒好きだったら是非行っていただきたいお店ですね。
茅場町 牡蠣入レ時 (居酒屋 / 水天宮前駅、茅場町駅、人形町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
最新情報をお届けします
Twitter でlua_brancaをフォローしよう!
Follow @lua_branca