フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
赤プリの跡地にできた「東京ガーデンテラス紀尾井町」。南北線の永田町直結なので、かなり利便性も高そうです。そんな話題のスポットにあるラグジュアリーなステーキハウスに行ってきました。
夜はオトナが楽しめるカッコいいシックな雰囲気。外にはテラス席もあり、広々ゆったりした空間は海外のようですね。
そんな素敵なお店での食事会。まずはモエシャンで乾杯!サービスしてくださる方もとってもスマートで心地いい。
「モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル ハナビ」。2016年ホリデーシーズン限定パッケージ。キラキラしたボトルはクリスマスや年末年始にぴったり。華やかな気分になりますね。
お料理はアラカルトで。前菜は「国産フレッシュオイスター&シュリンプカクテル」。牡蠣は兵庫県の坂越(さこし)かきと三重県の的矢かき。どちらもふっくらとしていいですね。シュリンプも食べ応えがしっかり。
シーフードはシャンパンもあうのですが、こちらの「Soho Wine Co Sauvignon Blanc 2015(ソーホー ワイン コー ソーヴィニヨンブラン2015)」もおすすめとのこと。ニュージーランドのワインでオレンジピールやライムの爽やかな柑橘系のニュアンス、パッションフルーツを思わせる香り。ミネラルのしっかりとした触感と、長い余韻が心地いい白。
そしてお野菜もということで「とろけるラクレットチーズと農園野菜」。温野菜に目の前でなんとラクレットチーズをとろりとかけてくれるんです。こういうプレゼンテーションは目でも楽しめてワクワクします。
なんだかこの日はワインが進みました。もう一種類白をということで「Chalk Hill Chardonnay Sonoma Coast(チョーク ヒル シャルドネ ソノマコースト)」。今度はカルフォルニアのシャルドネ。チョークヒルの特徴である、焼いたリンゴ、梨とマジパンのフレーバーにフローラルな花とナツメグのアロマ、エレガントで力強さも感じるシャルドネ。
「オマール海老のビスク カプチーノスタイル」。海老のビスク、大好きなんです。一人用にシェアしてくださり、目の前ででエスプーマの演出。ここでもスマートにサービスしてくださる心遣いが素敵です。
そして本日メインのお肉が!仕入れによってブランド牛は違ってくるようですが、この日は神戸牛、熊本の赤牛、山形のラム、交雑種、松坂ポークがありました。それにしても圧巻な迫力と熟成具合のお肉達。
お肉達の付け合わせにはグリル野菜も。「季節の茸&アスパラのグリル」。アスパラはまるまる一本、茸もモリモリでしっかりといただけます。
そして出てきました!「熊本県産赤牛 ポーターハウスステーキ」。30日熟成国産牛Tボーンステーキ、その中でも最上級のポーターハウスステーキにはフィレとサーロインを両方いただける贅沢な部位。900度まで熱の上がるオーブンで外を一気に焼き後は予熱で仕上げるとのことで、火入れも完璧!
滑らかな肉質、綺麗な艶ピンクが何とも妖艶で美しい。おソースはいくつかありましたが、お肉自体を楽しむのであれば、シンプルなお塩がおすすめ。口の中でも美しく広がるその味わいを堪能しました。
そんな素晴らしいお肉に合わせていただいたのが「K Vintners Syrah The Deal Sundance Vineyard(K ヴィントナーズ シラー ザ ディール サンダンス ヴィンヤード)」。ワシントンのシラー100%の赤ワイン。ミネラル主体で、フローラル、血、そして焦がした土を感じる強さで単体で飲むとかなり力強い。そんなワインをこの素晴らしいお肉たちと合わせると、抜群の相性でマリアージュしてくれる。そうか、主張のあるいいお肉にはコレくらいしっかりしたワインのほうが負けないんですね。
そしてもう1種類のお肉は「神戸牛サーロインステーキ」。こちらも美しい肉質にうっとり。先ほどのお肉が男性的であるならば、こちらはどことなく女性的で繊細な印象を受けました。どんな表現であっても美味しいことに変わりはありません。
〆のデザートは「TOKYOチーズケーキ 」。しっとりと甘さ控えめのチーズケーキは口当たりも滑らか。デザートまで美味しいととっても嬉しくなります。
とにかく圧巻な熟成肉を最適の火入れで、最高に美味しい状態で出していただき感動しました。今年一番のお肉の美味しさだったかもしれません。さすが話題のスポットにオープンしたステーキハウスだけあって、クオリティに大満足でした。
雰囲気も素敵なので、クリスマスや年末年始のディナーなどにもおすすめですよ。