フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
この頃、飲んだくれ女子会にお声がけいただくことが増えてきたような気がします。この日も飲めるみなさんにお誘いいただき、外苑前にある「ドゥエコローリ」へ。
地下に続く細い階段を降りると、カジュアルでかわいい店内はお客さんの熱気で一杯。あれ、カウンターのモザイク、どこかでみた事があるなあと思っていたら「Retty」を立ち上げるときに出てくる写真の場所ではないですか!それが分かってかなりテンションがあがりました。
一人テンションが上がり気味でしたが、最初からボトルワインで乾杯!「ヴィーノ・フリッツァンテ ピッツィカンテ・ロザート」。ジャン・マルコのロゼの微発砲は女子会にピッタリかも。イタリア・ラッツオ、ぶどうはサンジョヴェーゼとアレアーティコ。ピチピチと感じる泡の感じに、旨味がぎゅっとつまってジューシー。辛口でお料理にも合う綺麗なワインですね。
最初はお任せの「前菜盛り合わせ」。10種類のおつまみ系がコレでもかと盛り合わせております。これで3人前とのこと!ボリューミーでびっくり。
サンダニエーレ産生ハム/サラミフィオッキオーナ/トリュフ風味のレバーパテ/キャロットラペ/豚のゼリー寄せとマッシュルーム/白センマイのサラダ仕立て/牡蠣のエスニック風南蛮漬け/カポナータ/サラダ菜とスパイシーチリビーンズ/ゼッポリーネ
これだけあれば、ワインがどんどん進んじゃいます。
あっという間に1本が空いてしまい、2本目に。「ビアンコ ヴィーニャ コル ディ メッツォ NV チェパイオーロ」。イタリア・ウンブリアのオレンジワイン。ぶどうはプロカニコとトレッビアーノ・ローザ。自然派でやっぱりいいなあと思うのが、オレンジワイン。辛口でお料理にもあうし、赤みたいなタンニンさもなく、でも骨格がしっかりしているというか。色も好きなんです。
ガンガンワインが進むメンバーですが、お料理も色々いただきます。この日おすすめだったのが「北海道産寒ブリのカルパッチョ 根菜のサラダ 1800円」。脂と旨味がつまった寒ブリは季節ですね!
そして「トリッパと白いんげん豆の煮込み 1800円」。お肉を得意とするお店なので、内蔵も新鮮で臭みはありません。トマトソースとトリッパの旨味、そこにチーズも入って熱々でウマウマな煮込み。残ったソースはバゲットと一緒に頂きました。
ワインのペースが早いのですが、3本目はお肉にあわせて赤に。「バルバレスコ2011 アルドビアンコ」。イタリア・ピエモンテのフルボティな赤。ネッビオーロ 100%。淡いガーネットな色合いは穏やかな味わいを想像させます。酸とタンニンの上品さ、果実味の甘さや旨さが控えめで滋味溢れる味わい。
そんなワインと会わせるのは「和牛ハラミ、特上牛タン&色々野菜のオーブン焼 4500円」。これで2人分!ということでかなりボリューミー。肉厚な牛タン、ジューシーなハラミは食べ応え十分、シンプルに肉のうまさが伝わります。肉の火入れもバッチリで、マストで頼んでいただきたい一皿です。
「ワタリガニの濃厚トマトソースリングイネ 1600円」。カニの旨味がたっぷりな濃厚トマトソースはリングイネと良く絡み、ワインとも良く合うくらいの味のバランス。
最後はスイーツもということで「ドルチェの盛り合わせ 2500円」。カラフルなドルチェの盛り合わせは女子会の〆にぴったり。
ティラミス/ズッパイングレーゼ/パンナコッタ/ババ 紅茶とオレンジのシロップ/ガトーショコラ/ジェラート4種
ドルチェにはデザートワインで。「アンジェリーノ・マウレ レチョート」。このワインはぶどうを陰干ししてゆっくりと醗酵させつくる貴重で手間のかかるものとのこと。凝縮していながら 甘すぎず、快適な味わい。
小さいお店ですが、ワインのチョイスもしっかりしていて、大皿料理でモリモリシェアできて、みんなで楽しむのにピッタリ!この日は食べ過ぎて、少し飲み過ぎたかもしれませんが、楽しく居心地のいいお店のオーラがそうさせてくれたのでしょう。
ワイン好きが集まって、肩肘はらずに楽しくワイワイ楽しみたいときにおすすめです。