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食通が注目するモダンでセンス溢れるオトナフレンチ。@レストラン ローブ (赤羽橋)

フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。

フレンチを食べ歩いてる友人が「今年イチ!」と太鼓判を押していたこちらの「レストランローブ」。その友人達とランチでお伺いしてきました。

レストランローブ

お店は赤羽橋の住宅街に2Fにひっそりあるので、ちょっと分かりづらいかも。中に入るとしばらくウエイティングエリアで皆さんが集まるのを待ち、その後テーブルへ。テーブルには美術館のような、そんなアーテスティックなオブジェがのっております。

レストランローブ

KEISUKE MATSUSHIMA出身のシェフとパティシエールがいるとのことで、フレンチの食通のみなさんの中では話題になっているようです。個人的にはソムリエ協会の副会長石田博氏がワインを選んでいるのが興味深いなあと。お店のサイトをみると、役員として名を連ねていらっしゃいました。

レストランローブ

この日は「ランチメニュー 調和6000円」をいただきます。食前にウエルカムドリンクをいただき、その後ワインをお料理に合わせて選んでいただきました。

ボトルが個性的なドイツの白「Weltner Rodelseer Trocken Sylvaner 2014」から。ぶどうはシルバーナ。辛口で飲みやすいのですが、どこか骨太で男性的。この後の料理とどんなマリアージュになるのでしょう。

レストランローブ

最初はアミューズが3品提供されます。

一輪挿しのように盛りつけられた米とズワイガニのスフレ、フェンネル。さくっとした食感にカニの余韻が。

レストランローブ

ハーブのソルベ。ミントやバジルなど複数のハーブが織りなす、爽やかな味わい。

レストランローブ

栗をコロッケにしたアミューズグール。中からとろりと甘く温かいソースが出てきます。

レストランローブ

そして焼きたてのパンが。国産小麦ハルユタカ、青海苔入りパンドミー。青海苔の潮を感じる香りがまた素敵。

レストランローブ

ここからがコースのメニューとなります。

「太刀魚 カモミール」。レアな太刀魚に生のカモミールが爽やかに香ります。

レストランローブ

「フォアグラ リンゴ」。濃厚なフォアグラにりんごと胡桃のソースに生のリンゴも。フルーティで濃厚で幸せになる一品。

レストランローブ

ワインは後半に合わせて赤に。カナダ最優秀ワイナリー受賞のトーズワイナリーの「Laundry Vineyard Cabernet Franc 2012」。カベルネフラン 100%。スパイスのニュアンスとしっかりした酸味はシルキーで繊細。さすが石田氏のチョイス、これから来るワインを置いている感じですね。

レストランローブ

「舌平目 セップ茸」。セップ茸の香りとエキスがたっぷり詰まったオランデーズソースとふんわりとした舌平目。とにかく旨味がぎゅっとまとまっている感じ。

レストランローブ

「仔ウサギ エスカルゴ」。さっぱりとした仔ウサギに旨味たっぷりのエスカルゴ。ソースはちょっと甘辛い日本風なもの。香りづけでオイルで複雑さを増した一皿。フレンチというよりスパニッシュ的な印象。

レストランローブ

「利平栗 トリュフ(+500円)」。甘さは控えめ、トリュフの旨味と香りが詰まって、デザートというよりワインが合いそう。オトナのモンブラン。

レストランローブ

食後には小菓子にはガナッシュが。見た目がもう宝石のようですね。

レストランローブ

4種類チョイスして、頂く際には宝石箱に入って出てきます。演出がキラキラして素敵すぎます!

レストランローブ

食後は中目黒のCAFE FACONの水出しコーヒーをホットで。さっぱりと飲みやすく、お砂糖もミルクも合います。

レストランローブ

お料理もデザートもワインも三位一体となり、素敵なハーモニーを醸し出す。食べ慣れた人はすごく好きなバランスだと思います。その他にも空間やお皿や食器に至るまでのセンスの良さも見逃せません。

レストランローブ

今度は夜にワインとのマリアージュを楽しみながら、お伺いしたいですね。

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